一日雨模様。
ぎらぎらした夏の勢いは影を潜め
落ち着いた曇り空が広がっている。
私は風邪気味。
ここ数日忙しく外を動き回っていたのだけれど、
どこかで風邪を拾ってきてしまった。
熱はないけれど、のどが腫れているようで、
ときどき、咳が出る。体がふにゃっと力がでない。
「一日寝てなさい」
とおとんに言われ、
薬を飲んでベッドの上で過ごしていた。
薬のせいか、どこか感覚がにぶく、ほわんとしていて、
寝たり起きたりの繰り返し。
そういえば、今年の夏も楽しくすぎていった。
夏のはじめ、
家族でホタルを見に行った。
小川のまわりは電灯が落とされて暗く、
その暗闇をチラチラと光が揺れていた。
高く高く飛んでいくものもいた。
おとんがホタルの光と間違えて指を指したのは
飛行機の光だった。ちょっと恥ずかしそうにしていた。
毎年恒例のキャンプ。
川のそばにテントを張って、焚火で料理をしつつ、
川で冷やしたビールを片手に、仲間と語り合った。
焚火の赤がとても綺麗だった。
一晩中つづく川の音を、ときどき雨の音と間違えて、
「そうか。川は絶え間なく流れているのか」
とそのたびに思った。
おとんと夏野菜をたくさん植えた。
蚊と戦いながら水やりをして、収穫を楽しんだ。
トマトは買ってきたものよりも味が濃くて美味しい。
ナスの花は紫がとても綺麗。
残念なことに、
きゅうりは失敗したようで少ししか収穫できず、
ゴーヤもちょっとしか収穫できなかった。
初心者だから仕方ないけど、来年はもっと上手に育てたい。
研究のために、本を購入した。読んで勉強勉強。
毎日毎日汗だくで掃除をした。
麦茶をいっぱい作った。
アイスをいっぱい食べた。
楽しい夏だった。
ベッドに寝転がりながら、
窓からのぞく曇り空を見上げて、
今年の夏をあれこれと思い返す。
きっとまだまだ暑い日は続くだろうけれど、
なんとなく今日は、
すぎゆく夏を思い返すのにちょうどよい空だった。
早く風邪を治さないと。
9月4日 おかん
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