楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

秋雨と読書

2023年09月21日 | 2023年日記
今朝、バイトに出かけていく善を見送りに庭に出てみると
秋雨の中、朝顔が咲いていた。
季節が通り過ぎようとしているなか、
まだまだがんばって咲く花が可愛らしい。
一方、夏の間は花をお休みしていたパンダスミレに
また花が咲いてきた。
パンダスミレの花は秋にも咲く。
昨日までの暑さで夏が戻ってきたのかと思っていたけれど、
やっぱり、秋はやってきていた。

今日はこれからみんなが帰ってくるまで
読書をしようと思っている。
部屋がちょうどよく暗くて集中できそうだから。
雨が吹き込まないように窓を閉めているので
しんと部屋の中は静かだ。
読書日和。

今読んでいるのは、
Fredrick Backman著
”A Man Called Ove" という本。
堅物のOveは、ひとり孤独に暮らしているのだけれど、
近所の騒動に巻き込まれていくうちに、
猫とも同居しはじめて、
孤独な生活がどんどん変化していく。
まだ途中までしか読んでいないから、これからの展開がとても楽しみ。
この本は「幸せなひとりぼっち」という題で、日本語版もあるみたい。

その他にも
おとんが「これ読んでみ」と渡してきた本が2冊ある。
山本甲士著「ひなたストア」と
森沢明夫著「本が紡いだ五つの奇跡」
これらも読んでみたい。

風の強い曇り空を眺めつつ
今日は読書の夕べ。
みんな何時に帰ってくるかな。

9月21日    おかん





家族の太陽

2023年09月19日 | 2023年日記
今年社会人となって、
東京で一人暮らしをしている楽が
久しぶりに帰ってきた。
家族が勢ぞろい。
ひとり増えるだけなのに、
家族全体がぱっと明るくなるようで、
おしゃべりもいつもの2倍は多くなる。
家族の中では、ひとりの存在はとっても大きい。

善もお姉ちゃん相手に近況報告会。
ダーツ大会に参加して優勝したこと、
運転免許を取りに行っていること、
バイトを始めたこと。
自慢したいことが山ほどあるようだ。
相変わらず、仲良しな姉弟だ。

善はバイトで参加できなかったけれど、
おとん、楽、私の3人で鎌倉散策に行ってきた。
街をぶらぶら歩いて、色んなお店を物色しつつ、
会えなかった間の出来事をひっきりなしに話す。

小町通りの喫茶店に入ってみた。
そこは30年前、私が行きつけだったお店だ。
結婚前は鎌倉で働いていて、仕事上がりにみんなで寄ったお店。
私のお気に入りはラムレーズンクレープだった。
あれ以来、行く機会がなかったから、本当に30年ぶりの来店。
記憶とちょっと違ったけれど、
天井とか机とか窓際の席とかを見ていると
若かったころの想いが蘇ってくるようで
なんとも感慨深かった。
ラムレーズンクレープはメニューからなくなってしまっていた。

そこでも、楽を囲んで、話が尽きない。
楽の仕事奮闘記も聞いていて楽しい。
髪と髭が長い一風変わった職場の同僚、
山の趣味が一緒だから楽によく話しかけてくる上司、
難しい人間関係。
行きつけの中華屋さんの話。
日々、がんばっているんだね、えらいえらい。

2泊して、東京の部屋へと帰っていった楽。
楽がいる休日は、特別楽しい。
楽本人に言うとばかにされちゃうから言わなかったけれど、
楽は家族の太陽だ。

9月19日   おかん



息子の新しい挑戦

2023年09月15日 | 2023年日記
なんとなく雨が降りそうだなと思っていた。
日中は晴れていたけれど、
すーんっと遠くから音が響いて聞こえていたから。
そんな風に音が響くとき
雨がよく降る。

大学生の息子、善は、
この夏、新しい挑戦をしている。
運転免許を取りに、教習所に通い始めた。
なぜかマニュアル車を選んだようで、
初の技能講習では、たびたびエンストを起こしたらしい。
「無理だ~!絶対無理だ~!選び間違えた~」と叫んでいた。
今日は2回目の技能講習を受けてきた。
本人が言うには
「急激に進歩をとげてきた」らしい。
帰宅すると、
ハンドルを握るしぐさをしながら居間を歩き回り、
「ギアチェンジ・・クラッチ・・ガギンガギン
 ブーン・・ガギンガギン」とつぶやいている。
バーチャルで復習しているらしい。
小学生が遊んでいるみたいで面白いなあ。
新しい挑戦にわくわくを隠せない善。
そんな善を笑いをこらえつつ見守る私。

夕方、遠くから雷が近づいてきた。
音が空を転がりながら、どんどん近づいてくる。
さっきまで、すぐそこで、雷が大騒ぎしていた。
今は静かに雨が降っている。
ベランダに出てみたら、
まだ蒸し暑い空気が漂っていた。
明日はどうなるだろう。
雨が蒸し暑さを洗い流してくれるといいのだけれど。

9月15日    おかん






なんとなくうれしい

2023年09月14日 | 2023年日記
夕方になると
ほっと一息、晩酌タイムを楽しむ。
家族が集合しているときはわいわいと。
一人のときはのんびりと虫の声を聞きながら。
今日一日お疲れ様、と自分に乾杯。
最近好きなのは、あるコンビニのレモンサワー。
甘くなくて、すっきりしている。

週に2回、コンビニまで散歩して、
1回4本ずつ買っている。
ちょっと一人で買うには多いから、
恥ずかしさもあいまって、
心の中でいつも
「一日で全部飲んじゃうわけではないのです~」
「一週間分なのです~」
と誰にともなく言い訳を繰り返しつつ。

先日もコンビニまで散歩して、
なんとなくその日は、5本買い物かごに入れた。
念のため、念のため。
予備、予備。
レジで、年配の女性店員さんが呼んでいる。
「こちらへどうぞ~」
「よろしくお願いします」
「あら。今日は1本多いのね」
「!!!」
「・・・いやあ。なんとなく念のため(笑)」

見られていた!
恥ずかしい。
でも、店員さんの笑顔が温かい。
ちょっと会話ができて、
店員さんと距離が縮まったようで、
うれしくなってしまった。
覚えていてくれて、ありがとう。

コンビニからの帰り道は、
いつもより少しうきうきと歩いた。
あんな風に思いがけない会話ができるのも
楽しいハプニングだ。
良いことがあったよと、
家族に報告しないと。

9月14日    おかん






庭仕事日和

2023年09月11日 | 2023年日記
空を雲が通っていく。
部屋の中が急に暗くなって、
雲が過ぎ去っていくと、ふわんとまた明るくなる。
そんな光の変化をカーテン越しに楽しんだ昼下がり。
カーテンから庭を覗いて
涼しそうな風に揺れる草木を見ていたら、
「よし。庭仕事しよう!」
と思い立った。

庭仕事日和だから
新しく買った植木を植え替えしてあげよう。

庭に出てみると、
メロンの葉の中に黄色い色が見えた。
花が咲いていた!
種から育って、花までつけたなんて、うれしい。
メロンが出来たらいいなあとウキウキするも、
雄花と雌花を受粉させないといけいから、ちょっと難しそう。
花にシジミチョウが遊びに来ていて、
こういう虫たちが手伝ってくれるかもと期待している。

涼しい風に吹かれながら、
土を触る楽しさ。
昨日まで聞こえていたセミの声は
今日は聞こえてこなかった。

庭仕事をしていたら、珍客がやってきた。
夜ごとの音楽会の楽団員、コオロギだ。
ひょこひょこと歩いて寄ってきた。
毎晩楽しませてもらっていますよ。
綺麗な音色をありがとう。
楽団員さんは、
私の熱い視線に気が付かず、
そのままひょこひょこ通り過ぎていった。

涼しい風の中で
雲の流れる空の下で
庭仕事。
気持ちのよい時間でした。

9月11日    おかん