楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

雨があがったよ

2023年09月10日 | 2023年日記
雨があがってお日様がでてくると
私の風邪もよくなってきた。
元気がでてくるのに合わせて
暑さも戻ってきた。
遅れて顔を出したセミたちが
俺たちのことを忘れていないかい、と鳴いていた。
昼はまだまだ俺たちの出番だよ、と。

元気も出てきたので、
おとんに誘われるままお買い物へ。
夕暮れ時にバイクで海辺を走って、
目指すは園芸店。
庭の植木たちの仲間を買ってこよう。
店内には色とりどりの花と形さまざまな草木。
歩き回るだけで楽しい。
おとんと二手に分かれてはまた合流。
「お~。かわいいねえ」
「きれいねえ」
気づくとおとんが横にいないのに、
独り言を言っている。

面白い多肉植物を購入。
葉の縁にずらりと子供がくっついている。
その名も子宝弁慶草。
子供の葉っぱが土に落ちると、それが成長して繁殖していく。
育てるのが楽しそうな植物だ。
名前もおめでたい。


もう一つ、
ナンヨウサンショウを購入。
別名カレーの木。
葉を指でこすってみると、とてもスパイシーな香りがする。
料理に使ってみるとよさそうだ。
こちらも楽しそうな木。

庭に面白い植物がまた仲間入り。
大事に育てていこう。

帰り道、また黄昏時の海辺を走る。
雲が切れて、ほんのりと赤い色が顔を出した。
家に帰ると、
庭に虫の声が響き渡っていた。
今宵も合唱が始まる。
夜ごと繰り広げられる音楽会だ。

9月10日    おかん








雨が季節をつれてきた

2023年09月08日 | 2023年日記
「新しい季節は、いつだって雨が連れてくる。」 
 恩田陸著「ユージニア」のはじまりの一行。

本当に雨が秋を連れてきた。
今日は風がひんやりとしていて、
いつもより外が静かに感じる。
窓から庭を覗きみると、
雨に濡れ、しんと秋めいている。

数日まえ、
天気が崩れはじめたころに体調を崩しはじめて、
微熱で寝込んでしまったのだけれど、
今日になって少し元気が出てきた。
おとんの作った卵ときゅうりのサンドイッチを平らげて、
「お。食欲でてきたねえ」
と驚かれたくらい。
がらがら声もからから声まで回復。
簡単なヨガで少し体も動かしてみた。

寝てばかりでは体力が落ちてしまいそうなので、
今日は一日起きていよう。
ガラスペンで写し書きをしてみようと思う。
用意をしたのは
「森本哲郎 世界への旅7 ことばへの旅」
世界の名言を読んで、
ガラスペンで書いていこう。


しんと薄暗いこんな日だから、
心静かに集中できるかもしれない。
雨がすぎさって、お日様がでてくるころには、
風邪も全快しているとよいなあ。

9月8日    おかん








発熱、そして久しぶりの庭

2023年09月07日 | 2023年日記
微熱が出てしまった。
ベッドの上でふわふわと過ごす。
ちょっと目が覚めると「ナルニア国物語」を読み、
眠くなると目を閉じて、
また目が覚めるとナルニア国へ戻っていく。
衣装ダンスの奥にある国へ行ったり、
夢の中へ行ったり。

現実の世界へ戻ってくるのは
夕方になって、みんなが帰ってきてから。
ひょこひょこ居間へ降りて行って、
「お!よわよわおかんが来たぞ~」
とからかわれ、しばらくみんなと時を過ごす。

今朝は少し元気があったので、
久しぶりに庭に出てみた。
水やりもおとんに任せきりだったので、
植物たちは元気かなと。

種から育てたメロンは
葉が元気に育っていた。
こんなに丸く可愛い葉っぱだったとは。
どこまで育っていくのだろう。
キャットニップの茂みがずいぶん大きくなっていた。
猫が好む匂いがするらしいけれど、
ちょくちょく猫が遊びに来るのはこの葉を訪ねてくるのかな。
私のお気に入りは、ぷくぷくした葉をもつ
その名もプレクトランサス・コレオイデス。
難しい名前。
肉厚の葉っぱに触るととても良い匂いがするハーブ。
とても可愛い。

家の裏にまわってみると、
ゴーヤが大きく育っていた。
もう一つ生っている。
もう少し大きく育ててから、チャンプルーにして食べよう。

ナスもたいぶ大きくなってきた。
これも大きくなるのを待って収穫かな。

食べ終わったパイナップルの葉をもいで、
善と一緒に土に植えてみたけれど、
どうやら枯れてはいないようで、
中から緑の葉が育っているような気がする。
どうなるでしょう。
久しぶりの庭散策。
カメラを片手に見て回っていると、
緑色の細い紐のような小さなトンボが飛んでいた。
羽根が透明でよく見えなかったので、
緑のまっすぐな紐がすーすーっと空中を移動しているようで
不思議な感じだった。
イトトンボだろうか。
妖精にでも会ったような、うれしい気持ちになった。
久しぶりに外に出られてよかった。

この後は、また休もうと思う。
ナルニア国に行ったり、夢の国に行ったり。
そして、早く現実の国へ戻ってこないと。

9月7日    おかん



夏の終わりと夏風邪

2023年09月04日 | 2023年日記
一日雨模様。
ぎらぎらした夏の勢いは影を潜め
落ち着いた曇り空が広がっている。

私は風邪気味。
ここ数日忙しく外を動き回っていたのだけれど、
どこかで風邪を拾ってきてしまった。
熱はないけれど、のどが腫れているようで、
ときどき、咳が出る。体がふにゃっと力がでない。
「一日寝てなさい」
とおとんに言われ、
薬を飲んでベッドの上で過ごしていた。
薬のせいか、どこか感覚がにぶく、ほわんとしていて、
寝たり起きたりの繰り返し。

そういえば、今年の夏も楽しくすぎていった。

夏のはじめ、
家族でホタルを見に行った。
小川のまわりは電灯が落とされて暗く、
その暗闇をチラチラと光が揺れていた。
高く高く飛んでいくものもいた。
おとんがホタルの光と間違えて指を指したのは
飛行機の光だった。ちょっと恥ずかしそうにしていた。

毎年恒例のキャンプ。
川のそばにテントを張って、焚火で料理をしつつ、
川で冷やしたビールを片手に、仲間と語り合った。
焚火の赤がとても綺麗だった。
一晩中つづく川の音を、ときどき雨の音と間違えて、
「そうか。川は絶え間なく流れているのか」
とそのたびに思った。

おとんと夏野菜をたくさん植えた。
蚊と戦いながら水やりをして、収穫を楽しんだ。
トマトは買ってきたものよりも味が濃くて美味しい。
ナスの花は紫がとても綺麗。
残念なことに、
きゅうりは失敗したようで少ししか収穫できず、
ゴーヤもちょっとしか収穫できなかった。
初心者だから仕方ないけど、来年はもっと上手に育てたい。
研究のために、本を購入した。読んで勉強勉強。

毎日毎日汗だくで掃除をした。
麦茶をいっぱい作った。
アイスをいっぱい食べた。

楽しい夏だった。

ベッドに寝転がりながら、
窓からのぞく曇り空を見上げて、
今年の夏をあれこれと思い返す。
きっとまだまだ暑い日は続くだろうけれど、
なんとなく今日は、
すぎゆく夏を思い返すのにちょうどよい空だった。
早く風邪を治さないと。

9月4日    おかん