「食のアドバイザー」と言われる佐々木十美(とみ)さんの料理教室に行って来ました。
場所は川湯のふるさと館。
佐々木十美さんのプロフィール
1951年、北海道置戸町生まれ。名寄女子短期大学栄養学科(現・名寄市立大学)を卒業後、72年から置戸町立学校給食センターの栄養士を務めてきた「給食の母」。2007年からは置戸町立置戸小学校栄養教諭を兼務。定年退職した現在は置戸町の「食のアドバイザー」として、町内での活動のほか、料理講習や講演で全国を飛び回る。
去年は十数種類のスパイスを使ったカレー教室だったそうで、知り合いは申し込み多数だったので行けなかったとか。
しかもそのカレー数週間寝かせるんですって。
野菜の切り方にも激が飛び、怖かったそうです。行かなくて良かった。
今回はおにぎりとトン汁、サラダのメニューでした。
おにぎりは色々な具材を芯にしたり、混ぜたり。
豚汁は出汁は使わず、素材の旨味だけ。
摩周ポーク(美味しいけどお高い)、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、椎茸、牛蒡、油揚げ、長ネギの8種類。
油揚げと長ネギ以外油で炒めて煮込むだけ。
でも、これが美味しかった。
出汁は一切使っていないのにその汁の美味しいこと。牛蒡は絶対外せませんね。良い肉も必須でしょうか。
本当はお豆腐があると私にとって最高なんですけど。
最後に油揚げと長ネギを入れてひと煮たちさせ味噌を溶きいれる。
最高級の海苔で巻いたおにぎり。
好きな具で握ったおにぎりにまんべんなく海苔を巻き、白いところが無いようにちぎって貼り付けます。
キッチンペーパーで包み、きっちりラップで包みます。
こうすると数時間経ってもしっとりとしたお握りが食べられるという訳。
サニーレタス、サラダ葉っぱ。(何だったかしら)ほうれん草(さっと湯がいて)素揚げのカボチャ、牛蒡のサラダ。
オリーブオイル、塩、辻谷商店で売っているふじのという醤油、panapanaで売っているというオーガニックのレモン汁、
角富士商店の味醂などで味付けしたドレッシングは美味しかった。
サラダが水っぽくならないコツとかも教えていただいた。
佐々木さんのポリシーは添加物なしの素材や調味料を使う事。
一時期1500人分の給食を作っていたころ、例えばクリームシチューの元に記載されているあまりの添加物の多さに愕然とし、
それから子供たちに本物の味をという事で研究し今日に至ったという事でした。
カレーも子供に媚びない本物の辛さを味合わせるため、子供たちは汗をかきながら必死に食べたそうです。
塩から醤油から油に至るまでまじりっけなしの物。
なんとか風調味料なんてとんでもないとピシャリ。
でも、本物ってお高いんですよね。
時間がないときは添加物一杯の調味料でお手軽に作っちゃうし。
食事しながら 業界の裏話も含めていろんなお話を聞かせていただきました。
そして、調味料も地元のお店にも良いものが売っているんです、是非買ってください、と熱く語ってくれた実行委員のKさん。
お疲れさまでした。
楽しくて美味しい時間でした。
貰ってるんでしょ。って佐々木さんに冷やかされてましたけどね。