ブログはめったに更新しなくなったが、相変わらず使い続けている
偶に、外出する為、紛失したくないということでT字カートリッジを使ったりするが、
両刃カミソリはもう生活の一部と化したようだ。
不満も不足もないので、これからも同様に使っていくと思う。
しかし、趣味としてのシェービングとは卒業し、現在は実用の意味で利用している。
なので、幾つものフォルダーやソープをコレクションしたり、壁に陳列するようなことは
無くなった。ただ、道具としての魅力は感じている。
多くのストックを持っていたので、未開封のソープは処分し、コレクションになっていた、
ホルダー類は少数を残して処分してしまった。
そして現在使用しているのはビンテージ品のGilletteSuperspeedフレアチップ
刃の位置や、重さに慣れてしまったので、細かいところまで剃ることが出来るようになったし、
剃れ角なども身体が覚えてしまったので、自分にとって使いやすいアイテムとなっているようだ。
ブラシもMaggard Razorsのシンセティックブラシしか使っていない。Omagaの豚毛ブラシを紛失
してしまい。残りのブラシは箱入れてどこかに収納してしまったので、掘り出すか、紛失するまでは
恐らくこのままなのではないかと思う。
普段使用する上で、この2つさえ持っていれば何も問題ない。
それと、特筆しておくべき事項がある。
替刃なのだが、別段私はヒゲが薄い方ではない、生えてくるのも早い。
そんな自分なのだが、替刃が交換しないで、20日以上は使えている。
最初はもちろん2,3日に1回は交換していた
ただ、慣れると恐らく1ヶ月くらいは交換しなくて良くなる。
私はもう、両刃を使ったからと言って肌を切ったりしないし、キチんと剃れているのにいつまでも
パスを繰り返すような剃り方では無くなっている。それが寿命につながっているのかもしれない。
なので、1枚50円前後の替刃が驚くほど長寿命であると知った。
主として使用しているのは、Gillette7O'clockのイエロー。
このモデルについては、間違いなく長寿命であると言える。
そして最近、私はフェイスラザリングしかやらなくなった。
ボウルを使うと道具が嵩張り、収納場所が増えるからだ。
そして、究極とも言える結論。
シェービングソープも買わなくなった。
ソープ自体は使っているのだが、アマゾンで売ってる普通のフェイスソープを利用している。
ロゼッタの洗顔ソープ アマゾンなら300円程度で売っている。
ある日、普通のソープでシェービングできるのか試してみると、多少泡立ちが消えるのが早く、シェービング後、
肌が突っ張ったりしたが、泡立ちは2度塗れば済む程度であるし、突っ張りは化粧水でケアしているので、
全く問題なかった。チューブタイプのソープを3センチほどカップに入れるか、フェイスラザリングしただけである。
価格が究極的に安く手に入いり、入手性も良い。これで良いなら文句はない。
趣味としてソープを収集しているならば特に言うことはないのだが、私は既に飽きてしまった。
不具合がないのであれば、特にどの製品を使っても問題ないと思っている。
以上の理由で最近はロゼッタのソープを使っている。
ロゼッタにしたのは「無添加」だったからで、よくある界面活性剤入のソープは避けている。
弱酸性と謳っているソープは大抵、界面活性剤が入っているので肌を痛めるので注意されたし。
まだ試していないが、今度は普通の固形石鹸は実用に耐えるのか試してみたい。
DR Harris Marlborough Shaving Mahogany Bowl
100g Connaught Shaving で£22.5
リフィールは£10.8
通販を利用して個人輸入で購入する時、よく目にするブランドだと思うが、
不思議と国内のブログでは見かけない製品。
D.R.HARRISは、外科医のヘンリー・ハリスと薬剤師のダニエル・ロートリー兄弟によって始められた。
歴史は古く200年に渡り美容製品を販売している。
エリザベス女王とチャールズ皇太子の2ワラントを取得している英国王室御用達品。
木製ボウルと一緒に購入すると結構な価格になるが、リフィールだけだとお買い得。
何しろ長く使える。100gと一般的なリフィールと同容量だが寿命が長い。
トリプルミルド製法により厚めの泡が作り出せる。使用感はアーチザンに近い。但し香りは控えめ。
しっとりしたソープ表面は多少水分を含ませるとローディングしやすい。また、泡立ちも優秀で使い勝手が良い。
強い香りではないが、上品な香りで若者ではなく、年配に好まれる香り。ラベンダーの香りなどは若者でも楽しめるだろう。
元々は医者が始めたブランドということでスキンケアに効能を振っている。100%自然由来の材料を使用しているのもこのブランドの特徴。
香りが薄いということもあり、使い始めは特に何も感じないソープだったが使い込んでくると色々と特徴が見えてきた。まず、かなり長く使えるソープだと感じた。半年以上は余裕である。最近まで2,3種類のソープを併用していたので2年経ってもまだ使用できている。性能の劣化は見られない。
次に肌への効能。使用後、保湿性が良い。パーム系、獣脂系を極力使用せず、オリーブ等の材料だと見られるが、レシピは明記されていない。
初めにも書いたが濃厚な泡が容易に作れる。シェービングクリームと同等の作りやすさ。それで長く使えるのだからクリームよりコストパフォーマンスが良い。
消炎鎮痛剤を使用してひげ剃り後に痛みを無くし、爽快な使用感を出しているソープは多いが、消炎鎮痛剤は痛みを誤魔化しているだけで肌を治癒しているわけではない。D.R.HARRISブランドは医者の開発したブランドなのか医療的なアプローチでスキンケアを目指している。肌の再生という観点で見ればこちらの方法が理に適っている。
ミッチェル・ウールファットソープは効能が高いが、リノリンに対してアレルギーを持つ人がたまにいる。そんなユーザーにもD.R.HARRISは安心して使えそうだ。
アーチザンの強い香りも最初は良いがそのうち飽きてくる。整髪料や化粧品と香りが混ざってしまって都合が悪い場合もある。本製品は使用中は微かに香りが楽しめるが、使用後に香りが残ったりはしない。
そんな理由から私の品揃えでD.R.HARRISは定番化している。いつも在庫がある製品なので入手がしやすいのも助かっている。古臭いデザインだが中身はしっかりしていると思う。
無印良品 アカシア ボール 約直径13×高さ6cm WEB通販サイトで¥970
以前、『準備6』でシェービングカップについて書いたのだけど、あのカップは友人に譲ってしまった。
そこまで思い入れがある商品でもなく、Amazonで同じ品が販売されているのでいつでも買えるという気持ちだった。結局同じ品は買わなかったが。あの記事自体もシェービングカップは何を使っても良いという趣旨で書いたので同じく自分も気負わないで使っていた。
そんな折、無印良品のストアでアカシア製のボウルを見かけた。13cm程で持ちやすい形状、木製のボウルをシェービングカップに使用したことがなかったので試してみた。
3ヶ月位経ったが今の所気に入って作っている。底が多少ザラザラしており、陶器製より泡立ちが良い。いや、その表現は控えめで陶器製より遥かに泡立つ。最初の数回はなにか保護塗装されているのか大人しめな泡立ちだったが数回使うととても簡単に泡が立つようになった。
木材と言うことで材質が柔らかく、ホルダーの角が当たって傷が付いてしまったがそれもまた味だと考えると長期間使用する素材としては最適かもしれない。天然のアカシア木材を使用しているので、購入時に木材の柄がひとつひとつ違うのも楽しかった。
こういった木材の器は濡れたまま置いとくと劣化すると聞いたことがある。なので、使用後は拭き取り、乾燥しやすい場所に置いている。あくまでそれだけだが。無印良品の定番商品のようなので、いざとなれば買い直しができるしアカシアの器というのはネットを探すと結構販売されているので、そのあたりはあまり心配していない。
パーカーとかミューレが自社ブランドのシェービングカップを出しているし、アリババあたりで検索するとシェービングカップは沢山出てくるので買おうかどうか迷っていたが、陶器製が多く、割ってしまいそうで躊躇していた。
それに底の部分に泡立て用の凹凸が入っているがそれの効果にも疑問を感じていた。
木製のボウルは木目が同じような効果を果たし泡立てを手助けするのだと言うことが今回実感した。加えて、これで効果が薄いようならば凹凸を自分で入れてしまうこともできるだろう。
同じことを書いてしまうがシェービングカップは何を使っても良い。木製でも良いしビンテージモデルのマグカップなども洒落ていると思う。小学生の時、給食時に使っていたアルマイトの食器がネットで販売されているのを見かけたのでそのうち試してみたいと思っている。今の木製も長持ちしそうなのでいつになるか不明だが。
既製品に縛られずに諸氏の個性を出してみてはいかがだろうか?
Phenix and Beau SPITFIRE ConnaughtShavingで13.8£ 115g
恐らく最もメジャーな部類に入ると思われるP&B社のアーチザンソープ
海外のコミュニティを閲覧しても軒並み人気の本製品。量販品でも特に不満は感じていないのだが一度は試しておいても良いかと購入してみた。
いつもセールや特価品もあってお買い得なConnaughtShavingで買い物をするので、同サイトで扱っているアーチザンということで本製品を選んでみた。アーチザンソープは中身が想像できない製品名が多いのでこれを選んだのは評判が良かったからという理由。
ラベルはカッコイイが容器自体は思ったよりチープだった。100円ショップでも入手できそうなタダのプラスチック容器。TOBSの容器よりもまだ安っぽい容器だがまあこれでも使用に差し支えは無いのだろう。
さて、肝心の中身。
原材料名:ステアリン酸カリウム、グリセリン、タロロー酸カリウム、リシノール酸カリウム、サフラワーカリウムゼーアテ、ラノレートカリウム、 ナトリウムシアバター、ココスヌシフェラフルーツジュース、カリウムココアテ、アクア、アラントイン、トコフェロール酢酸、ステアリン酸、アデプスボビス、リシヌス・コミュニス(キャスター)種子油、カルタムス・チンストリウス(種)油、ラノリン、ブチロススペルムイ(Shea)オイル、ラノリン、ブチロススペルムイ(Shea)、ココフスオイル
無添加派が拘るような、特に有害な成分は入っていないようだ。シアバター系のソープということだろうか。
さて最も気になる香りだが、カプチーノのシナモンスティックに似た香りがする。ほとんどそのままの香りに近い。同じような香りがするCELLAのソープよりもまだ香りが強い。私はこの手の香りが好みなので満足しているが、苦手な方は注意。かなり強い香りが強め。シェービング後もかすかに香りが残る。
泡立ちはとても良い。私が好みの厚めの泡も苦もなく作れるし、当然薄く作ることも容易だ。固形ソープなのでローディングがしやすい豚毛か人工繊維のブラシがお勧め。
単価2,000円程度で入手できるソープだと考えれば非常に良い品ではないだろうか。
TOBSのJermyn,.stあたりが同じConnaughtで£10.75だから、寿命を考えると固形ソープのこちらが長く使える事を考えるとお得かも知れない。
今回はSPITFIREのみを購入したが、他にもALBION、ICENI、IMPERIALRAM、TRAFALGER、ACHILLSLASTSTANDと6種類の品揃え。気になるので、他の品がどのような香りか試してみたい。
容器がチープなのが残念だったが他は申し分ない。アーチザンの入門用と考えてはいかがだろうか?