ウェネトさまの館

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「忘れられた映像」(画廊珈琲Zaroff)

2020年09月15日 06時01分44秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、画廊珈琲ザロフ「目黒ミロ×山城有未×山田さやか三人展 忘れられた映像」を観たのでございます。
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20200913/index.html


 

目黒ミロ、山城有未、山田さやか、というたいそう素敵な3人展。
初日は行きそびれて2日目、オープン時間の1時ぴったりにまいりましたのじゃ。
素晴らしい作品揃いじゃが、それぞれのお気に入り作品を2点ずつ挙げておきまする。

・目黒ミロ
スクラッチアート5点の出品。

《羽の手Ⅲ》スクラッチボード 315×228㎜ 額/太子 2020
目隠しをした少女の肩に白い鳩。鳩の羽が人間のような手じゃ。
レースや、髪の毛の一筋一筋や、鳩の羽毛などなどたいそう緻密で、質感も美しくお気に入り。

《月に飛んだ魚》スクラッチボード 214×163㎜(丸窓) 額/インチ 2020
満月の夜、艶やかな飛魚を抱きしめる、波のようなドレスの少女。

壁に、スクラッチアートについての解説もございます。
テーブルの上には作品集『Pointed』も展示販売されておりました。

・山城有未
6点(メゾチント3点、油彩画3点)の出品。

《いつかの花言葉》銅版画・メゾチント 156×95㎜ 2020
すっと伸びた1輪の薔薇の葉っぱの上に少女。メゾチントの深い黒がとても魅力的。

《月夜の森》油彩 WFO 2020
満月の森のお下げ髪の少女。葉の落ちた木々の上にフクロウとカラス。

テーブルにはポートフォリオが置かれ、自由に観る事ができまする。

・山田さやか
鉛筆画5点の出品。
大好きな作家でして、緻密でリアルな描写と幻想のバランスと、美しさがツボなのじゃ。

《影を満たす》鉛筆・パステル/パネルにケントボード 3S 2020
ティーポットを持つ手。傾けたポットから幻想的な光景が立ちのぼっておる。

《街の影》鉛筆・パステル/ケントボード 148×98㎜ 2020
緻密に描かれた写実的な鳩、下に映る影に幻想的な薔薇。たいそうお気に入り。

テーブルの上に置かれたポストカード《終息》は、おひとり様1枚お持ち帰りできまする。
アマビエを描いたこの原画は、今年5月に別のギャラリーで出品されるも、お迎え叶わなかった作品でして、わたくしは6月にこのポストカードを頂いたのじゃった。
こちらじゃ。いらっしゃる方はぜひ頂きなされ。


 

ひとり占めでじっくり観る事ができ、楽しゅうござりました。
会期は9月19日まで。

1階カフェでは、「LIEN個展」開催中。
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_conceptualsalon/20200913/index.html


 

こちらも観たかったのじゃが、その後に予定があり、残念ながら時間切れ。
こちらの会期は9月28日までゆえ、あらためて観に行きとうござります。

★おまけ話

サイゼリヤでランチ。


 

実はここのプリンを食べるのは初めてなのじゃ。
イタリアンプリンにしては思ったより柔らかめじゃが、美味しゅうござりました。
季節限定のパスタ、きのことパンチェッタのボスカイオーラは、塩が効き過ぎなのがちと残念。
辛味チキンは安定の美味しさじゃ。

そして松屋で、豚キムチ丼をお持ち帰り~。