渋谷区立松濤美術館「須田悦弘」を観たのでございます。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/206suda/
(一部を除き写真撮影可)
須田悦弘の木彫作品、大好きなのじゃ。
都内の美術館では25年ぶりの個展で、初期作品から本展の為の新作、ドローイング、近年取り組んでいる古美術品の欠損部分を補う補作の作品など、50点が展示されておりまする。
嬉しい事に、殆どの作品が写真撮影可じゃからの、お写真どんどん載せますぞ。
ネタバレが嫌なお方は、ここでUターンしてね。
須田作品は、実際にご自分で探して観る楽しみもあるからの。
作品は、建物の外にもあるのじゃ。
案内窓口の2つの窓に潜んだ2点も観逃してはなりませぬ。
《クロユリ》2024年 木に彩色
【1階】
ほれ、ロビーの丸窓の外にも、
《雑草(金)》2007年 金
ロッカーにバッグを入れようとしたらば、
《枝》2024年 木に彩色
【第1会場:地下1階】
他に来館者がいらして会場全体は撮れんかったが、こんな感じ。
《スルメ》1988年 木に彩色
スルメの匂いまで漂うようなリアルさじゃが、須田が大学1年の時、初めて制作した木彫作品と知って驚愕。
《象》1988ー1992年頃 木に彩色
展示ケースと比べても分かるように、ちっこいのじゃ。根付けに触発されたそうな。
《朴の木》1992年 ミクストメディア
卒業制作作品。中に入って観られまする。
奥には、
《雑草(プラチナ)》2007年 プラチナ
《東京インスタレイシヨン》1994年 ミクストメディア
銀座の駐車場を借りて開いた2回目の個展で発表。
こちらは靴を脱いで中に入るのじゃ。
奥の上下に植物の作品が。
《ミケリテ》2018年 木に彩色
上もしっかり観るのじゃよ。
【第2会場:2階】
《サザンカ》2024年 木に彩色
サロンミューゼの入口手前にあるこの作品は撮影不可。
鏡の下の隙間から覗くと、ガラスのコップに生けた1輪のサザンカが。
サロンミューゼはこんな感じ。
左《ベルリン》1998年以降 水彩、鉛筆・紙
右《ベルリン》1997年 木に彩色
左《雑草》1994年 木に彩色
右《雑草》1995年以降 彩色 水彩、鉛筆・紙
葉っぱの影も虫食い穴が。
壁から本物の植物が生えておるとしか思えぬ。
《木蓮》2024年 木に彩色
《朝顔》2024年 木に彩色
《スズメウリ》2024年 木に彩色
《木蓮》1993年頃 木に彩色
スタンドの左にも、
《コブシ》1994年頃 木に彩色
ささ、特別陳列室へ入るぞよ。
おっとぉ、かような隙間にも、
《ドクダミ》2024年木に彩色
《雑草》2020年木に彩色
《春日若宮神鹿像》《五髷文殊菩薩掛仏》須田悦弘補作:角・榊・鞍・瑞雲
《春日若宮神鹿像》鎌倉時代(13~14世紀)《五髷文殊菩薩掛仏》鎌倉時代 角・榊・鞍:平成時代 瑞雲:令和時代
《春日若宮神鹿像》木彫 《五髷文殊菩薩掛仏》板絵著色 角・榊・鞍・瑞雲:木に彩色
《随身坐像》須田悦弘補作:手・弓、平安時代 手・弓:平成時代、木彫 手・弓:木に彩色
特別陳列室を出た左手の壁には、アサヒ十六茶やアサヒビールやニッカウヰスキーのパッケージ原画が。
大学を卒業した須田が、パッケージのイラストも手がけていたとは知らなんだ。
おとものEは、十六茶をよく飲んでおったのにのぅ。
《アサヒ飲料「アサヒ 十六茶」原画》2010~2019年 アクリル・紙
おや?こちらの殿方は須田氏かの?
作品が素晴らしいのは勿論、白井晟一が設計した松濤美術館の建物との相乗効果も素晴らしく、たいそう楽しゅうござりました。
会期は2月2日まで。
ご興味ある方は、あまり混み出さぬうちにお早めにの。
観終わってランチは、肴とり。
近ごろ松濤美術館に来ると、コスパの良いここで食べておるのじゃ。
前々回は肴とり丼、前回は港定食を食べたが・・・
今回も港定食をお願いいたしまする~。
サバ味噌、カキフライ、アジたたき。ご飯とお味噌汁はおかわり1回無料じゃ。
ちと値上げされておったが、これで税込900円はやはり嬉しいのぅ。
次回は違うメニューも食べてみようかのぅ。
★おまけ話:其の壱
結弦くんの『Echoes of Life』千葉公演、一般1次の結果メールが本日来たが、千秋楽はやはり落選じゃった(号泣)
あとはTELASAのチケットプレゼントキャンペーンに賭けまする!
★おまけ話:其の弐
本日『Echoes of Life』広島公演のディレイビューイングの映画館で、アクスタ無事お迎え。
でもまだNovaくんのカプセル(大野海苔の味付のり)を食べておらぬゆえ、中に入れられぬw