書く順番がめちゃめちゃになっておりますが、前回の日記の前の日に行った展覧会話でございます。
まずは、日本橋三越本店 美術フロア「三越美術110周年 -凛- 日本橋三越美術市」
http://www.mitsukoshi-special.com/rin/
国内の12ギャラリーと三越コンテンポラリーが参加するアートフェア。
フロア全体に、多くの作家の様々な作品が展示され、観応えござります。
12のギャラリーの中で、お気に入り作品から3点だけ、作家名50音順で。
・竹村友里《盌 賛歌》
この陶芸作家は初めて知ったのですが、とても好みじゃ。
数点のうち特に《盌 賛歌》は、まるっとしたフォルムに羊の角の如き渦巻模様と丸い脚も、明るい茶系と金泥の色彩も、部分的に入った水玉模様もお気に入り。
係りの方が触らせて下さりましたが、両手にしっとりなじむ質感も素敵でござりました。
・原智《魚々子象嵌置物 WORLD》
ペルシャチックな形状と模様がたいそう美しくてツボ。
・満田晴穂《自在竈馬 ♂ ♀》
素晴らしく精巧な自在置物、昨年6月の日本橋三越での個展では実際に触らせて頂いて、その動きに驚愕したものでございます。
本展では11点、特に雄雌の細密なカマドウマに目が釘付け。
満田作品は、この後に観た三井記念美術館の「驚異の超絶技巧!」でも展示されておりますが、三越ではガラスケースなしに観られまする。
三越コンテンポラリーでは「大場咲子展」
大場作品は、以前何度かグループ展で観て気になっておりましたのじゃ。
今回は個展で、銅版画と、銅版画を用いた犬張子や犬筥や青いカブトガニなど立体作品の展示。
大きな犬張子《BOTAINU 輪廻転生》は、左右の側面に天国と地獄の銅版画が貼られております。
中に特製お札も入った犬筥と、犬筥を描いた小さな銅版画も可愛い。
不思議な生き物たちが描かれた大きな銅版画《Capricorn》もお気に入り。
大場咲子のブースのみ写真撮影可と聞いておったのじゃが、係の方にお伺いしたらば不可との事で、ちと残念。
会期は10月3日まで。
そして東武百貨店 池袋店 アートギャラリー「北見隆 絵画展 海からの使者」へ。
http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/shop/108114502
絵画、版画、絵皿など、約30点の展示。
「海からの使者」のお題通り、人魚や魚を描いた作品を中心に、天使やアリスなども。
ご本人が制作した額も素敵でございます。
DMにもなっている《海の共演》が特にお気に入りでありました。
会期は10月4日まで。
三井記念美術館「驚異の超絶技巧!」などは、また後日書きまする。