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大仏ができるまで

2013-10-13 16:30:32 | 社会科


東大寺の大仏は、これまで、何度かの火災で焼かれ、そのたびに、つくり直されたり、修理されたりしてきました。奈良時代につくられたままで、現在に残っているのは、台座の蓮弁(れんべん、はすの花びら)の部分だけです。
奈良時代につくられた大仏は、高さ十五・九メートル、顔の長さ四・七メートル、左手中指の長さ一・七メートルもあったといわれています。(現在の大仏は、高さが約十五メートル、顔の長さが約五・三メートル、左手中指の長さが約一・一メートル)
このような大仏をつくるのに、どれだけの材料や人手が使われたのでしょうか。「大仏殿碑文」や「東大寺要録」に残された数字を見ると、つぎのようなことがわかります。




◎大仏づくりに使われた材料や人手




    • 銅 約44万キログラム



    • ねり金 約400キログラム



    • すず 約7600キログラム



    • 水銀 約2200キログラム



    • 炭 約1200立方メートル



    • 働いた人 のべ約260万人




※大仏がつくられたころの人口は、およそ800~900万人と考えられているので、3人に1人は大仏づくりのために働いた計算になる。


 それでは、どのようにしてつくったのでしょうか。はっきりしたことはわかっていませんが、おそらく、下の図のようであったろうと考えられています。
このような大きな仏像をつくるのですから、たいへんな苦労があったろうと思われます。
イメージ 2
(光文書院)



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