Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

物語 大英博物館

2008-07-19 17:37:42 | 日記
N大で”日欧比較文化論”を聴講している。フランス語の先生ですが、シラバスに美術館、博物館学と書かれていたので、聴く事にした。とても身近な美術館、博物館学で、知らなかった事も多く面白い。ミュージアムのルーツは、BC、3Cエジプトに発生した”ムセイオン”と言われていたものだそうで、ギリシア神話のムネモッシュ(記憶の神)から来ている。ですから最初はパピルスによる書物の収蔵、図書館だったと言う事です。 前期のまとめに美術館、博物館に関する本を読んで4千字のレポートが科せられた。
聴講生はパスしていいのですが、興味があったので挑戦してみた。出口保夫著「物語 大英博物館」中公新書。読んで面白かったのは、大英博物館はイギリスが七つの海を支配していた時代に、各国から奪取して来た物が多いとよく言われているが、著者は「調べてみると大半の収蔵物は旧植民地とは何も関係がない」と数字を挙げている。そして、幾つかの国から貴重な収蔵物の返還を求められていることには一切、触れていない。あとがきで次元の違う問題なので、次の機会に述べたいと書いているだけ。この問題について、私は多くの専門家の見解を聴いて見たいと思った。如何思いますか?