Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

キレる!脳科学から見た 中野信子著(小学館新書)

2019-09-09 15:00:33 | 読書
少しの事ですぐカッとなりキレる人が居る。夫は冷静沈着な人でカッとなっても顔にはでるが動作には出さない人だった。私は自己裁量の中で完璧主義だからカッとしてもすぐクシュンとなってしまう。著者はキレる人に対応する方法や自分が上手にキレる方法を現代社会に生きるテクニックとして教えています。”キレる”には脳の”前頭前野の働きが不十分で愛情ホルモンであるオキシトシンが不足している。”安心ホルモン”のセロトニンが分泌されると満ち足りた気持になり落ち着くと言う事。セロトニンを増やすには、たんぱく質を積極的に採り日光を浴び、お風呂にゆっくり入る等の生活習慣だそうです。
「うつになり易い人は真面目でいい加減な事が出来ない」と言う。「もっといい加減になりましょう」。これは私の望む所ですがいい加減になれない悲しさ…です。自分を大事にする事は結果として心穏かにキレない人間になる防衛の一つだと言う。しかし”自分の不利益が見えたら反論はすべき”信念は持っている事をはっきりさせる。そしてフォローの一言を添える事が重要。易しい言葉で解りやすい”脳科学”が面白かった。著者は東大の工学部応用化学から大学院で脳神経医学を専攻した博士、テレビで拝見するが静かな語り口で説得力のある知的な雰囲気がとても好きです。これから人とのコミュニケーションに”心して”生きたい。