クリスマス・プレゼントのケーキが昼食のデザート。当にイギリスのスパイスで土台のナッツのケーキはミンスミートと言うナッツや果物にスパイスを効かせたジャムのようなものがイギリスにあるのですが、それをケーキに混ぜてthickに作ってある。イタリアのコーヒーと一緒に頂いたがミス・マッチ、やはり紅茶が合う。それにしてもスパイス好きにはbeautiful, marvelous, wonderful, excellent です。有難うMサンタさん。カップ&ソーサーとケーキ皿は一家でイギリスを離れる時、夫が自分好みのティ・セットを買いたいと選んだローヤル・ドールトンのヨークシャ・ローズ。地味ですが彼らしい落ち着いた品のあるセットです。
次女から滑り込みセーフのクリスマス・プレゼントが届きました。イギリスのクリスマス・ケーキで私はプデングしか知らなかった。モーニングトン・クレッセントと言うイギリスの家庭のケーキを作っているお店から届いた。とても重い、ベースはナッツのたくさん入った"thick"なケーキです。彼女は珍しい事物を色々知っていて知らない世界を私に見せてくれて嬉しい。
アメリカに姪二人、甥が一人います。彼らにとって今年は前半に父親を亡くし後半には母(私の夫の姉)を送り切ない一年であったでしょう。義姉はパートナーの後を追うようにその半年後亡くなってしまった。洋の東西を問わずこういう事ってあるのですね。でも義姉は曾孫を抱いた直後に息を引き取ったそうですからしあわせだったと思う。長女がクリスマス・カードを送ってきました。
毎年クリスマス・イヴにはキリストの生誕地とされているベツレヘムの聖カテリナ教会から全世界にミサが中継されます。今年はミスしてしまった。クリスチャンではないけれどこの祭壇の前に立った時は心身共に緊張した事が思い出されます。まだ政情が少々安定していた頃、2011年に私は行った。とても古い教会だったがキリスト生誕の場所では信者が涙を流していた。ベツレヘムへ入る時、バスの中に5,6人の銃を持った鋭い眼の兵士が一人、一人確認に来た異様な雰囲気に身が締まった。街角には”Welcome to Bethlehem"しかし、その下には”ベツレヘムの自由のために祈りましょう”と書いてあった。