心が萎えて落ち込み前向きになれない時、読みたくなるのが南木佳士の本です。医者でありながらうつ病になって患者の気持も解る。小さな事に眼を向け愛おしむ。ストレスが溜まると山登りをしたり温泉に浸かったり、お百姓さんの仕事を眺めたりと周りの自然に眼を向ける。著者の本に接すると優しい人にふわっ~と包み込まれるようでとても慰められる。芥川賞を何回も落選してやっと受賞し医者との二束のわらじを履いているが病院内では”医者を辞めろ”とか”印税は寄付しろ”などの脅迫文が届く事もあるそうです。私の葛藤など小ちゃいもの…と悟る事ができる。著者は穏かにさらっと受け流しているらしい。本を書いたり自然を眺めたりして…。人間、本当に大切なものは何か?いつも教えられる。
今日は端午の節句です。ご近所のYさんから草もちを頂いた。Yさんの友達の手つくり、お餅には蓬がたくさん入っていて餡は甘くなく小豆を食べている感じが凄くして健康的な草もち。田舎の素朴な草もちです。裏山から柏の葉を取ってきて柏餅の代わりにしました。代わりですが何倍もこの草もちの方が美味しい。Yさんは88歳、頭もしっかりしていて余分な事は言わない、お台所は自分で毎日している。お鍋なんてピカピカッ!、お部屋も綺麗にしている。腰が痛い痛いと言いながら庭ではお花や野菜も育てている。手本にしたいといつも思っています。
趣味の”This is a pen"の宿題ジャーナル(Journal)の2017年度版が出来上がった。昨年は私の人生の三大アクシデントの一つ背中に金物を背負う身になるとは…。改めて考えてみると大変な事だった。でも職人気質のお医者さんのお陰でこうして生きています。術後一年が過ぎたが、やる気力が失せそうになる我が身に鞭を打ち少しずつ歩を進めている今です。ジャーナルももうこれで5冊目が発刊出来た。ライテイングが大の苦手であったが、デジタル辞書片手に何とか中学英語を駆使して書けるようになり嬉しい。”継続は力なり”…かな?。
私の”This is a pen”のお教室の仲間(彼らは立派にTOEIC、600点以上)のSさんが集英社の新人まんが大賞の銅賞を受賞した。コミックの世界は全く解らないが漫画家の登竜門らしい。当市のB級グルメのコロッケなどをベースに「美味しいひみつ」のストーリーを展開させた。一昨日は市長を表敬訪問したという。彼女は高校の数学の先生です。難問と毎日向き合っていると一方では柔らかさを求める才能が芽生えるのかも知れません。おめでとうございます。二人目の”さくらももこ”になってね。お教室はやめないでね。