お好み夜話-Ver2

タンポポ論争勃発!!(第32夜 2005-12-06 15:42)

  

イルカ喰いのネタで散々オヤジを悩ませた「バーバーくん」が、新たな悩みの種をもってきた。

「刺身の飾りに付いている黄色い花は、タンポポ」だ。
というのだ。
フン、ちょこざいな物知らずめ。
と軽くいなすことも出来たが、イルカの件で打ちのめされた後だし、一応話は聞いてみることにした。

仙台出身の「バーバーくん」は、実家や居酒屋などで食べたお刺身の飾りに、間違いなく「タンポポ」が付いていたと言い張るのだ。
どうしてもあの花は「タンポポ」だと信じて疑わないのだ。
地方によっては、ひょっとしてそんなことがあるのかも知れないと考えてもみたが、それでも、刺身に「タンポポ」はないだろう。

たまたまその場にいた(というか、毎度いるねぇ)「ヒトリモン」も、それは「小菊」だと諭す。(フン、最近はゆえあって、いない。当分いないだろう。ヒ、ヒ、ヒ・・・)
「ヒトリモン」は酔っぱらいである前に、ベテランの理科の教員で、東京農大出身だ。
しかもインドで修行した、筋金入りのベジタリアンである。(しかし、生半可である。これは自信を持って、現在のオヤジは言える)
頭まで泡盛漬けになっているとしても、その程度のことはわかっているだろう。

根っこは煎じて薬にしたり、代用珈琲にするという話は聞いたことがある。
でも、花は食うか?
食ったとしても、刺身の飾りにするか?

オヤジども二人の攻撃に、しだいに自信が揺らぎつつも、尚も自説を曲げない頑固な「バーバー」に、提案をした。

この後オヤジがあらゆる手を駆使して「刺身飾りタンポポ説」を検証するから、もし「バーバーくん」の説が正しかったら、なんでも好きな酒を奢る。
しかし間違っていたら、「バーバーくん」の可愛い彼女に、す~んごく深いスリットの入ったチャイナドレスを着てもらい、オヤジ二人にお酌をさせる。

そんな、彼女の気持ちを全く無視した無謀な賭けを「バーバー」くんは受けて立ってしまった。

すでにお酌は貰ったようなもんだと高をくくるオヤジ二人だが、しょせん酒飲み話の悲しいところは、賭けの具体的なことは一切決めていないことだ。
いったい誰がチャイナドレスを用意するのだ。
「バーバーくん」は、これから彼女をどうやって説得するのだ。
ギンギンに酔っぱらったオヤジに、金も貰わずに、すすんでお酌する娘などいるのだろうか ?

二人の愛がこのさい試されるのだ。
逆に「バーバーくん」の説が間違っていなくて、彼が50年ものの泡盛の古酒を飲みたいと言ったら、どこで調達するのだ。
大瓶から柄杓で汲んでくれとオーダーされたらどうする。
うーん、成り行きまかせである。

「タンポポ」だ。
調べなければ。
また眠れない夜がやってくるのだ。
こうして新たな戦いの火ぶたが切って落とされたのである。



ついに「バーバーくん」が主役に躍り出る「タンポポ」の一件が登場した。
この後、「バーバーくん」の調子コキがエスカレートしていくのである。
しかし、この「タンポポ」の一件に関しては、オヤジの完全勝利なのだ。
そしてお約束の「チャイナドレスでお酌」の行方やいかに・・・・。

もうご存知の方は、ふたたびニヤッとしていただきたい。

次回更新を待て !

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「mog夜話」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事