お好み夜話-Ver2

グローブの血は赤黒い

小学生の頃、ボクシングをやっている兄貴のいる友達にグローブを見せてくれとねだり、見せてもらったグローブの色は赤、たしか8オンスだった。

1オンスが約28gだから224gしかないのに、小学生の手にはやけに重く感じた。

グローブはよく磨かれていたが、所どころに赤黒いシミがついていて、それが血だということは言われなくてもわかりゾクゾクした。


その後ボクシングジムの中をガラス窓越しに覗き、リズミカルにパンチングボールを打つ練習生の姿に見とれ、少年マガジンの通販でインチキボクシンググローブを注文して、母親にえらく怒られた。

案の定そのグローブはすぐに破れて、中から綿が飛び出してダメになってしまった。

それでも懲りずに中学生になってから、またまた漫画雑誌に載っていた通販でスタンド式のパンチングボールとグローブを注文して、こっぴどく母親に怒られた。

そのうえ、安いパンチングボールをおもいっきり叩いたらボールがすっぽ抜けて吹っ飛び、窓ガラスを割ってしまい、鬼の形相で母親にぶたれた。


「あしたのジョー」をリアルタイムで見て育ち、映画の学校で「ロッキー」を最低映画だと吐き捨てるようにほざいたインテリ野郎と取っ組み合いの喧嘩をして酔っ払いになり、
「寺山修司」監督「菅原文太」と「清水健太郎」の「ボクサー」や
「マーティン・スコセッシ」監督「ロバート・デ・ニーロ」主演の
「レイジング・ブル」
などのボクシング映画を名画座のオールナイトで観まくり、「今じゃ「ロッキーのテーマ」と「アイ・オブ・ザ・タイガー」をiTunesのプレイリストに入れて走っている。


はじめて「カシアス・クレイ」の試合を見たときは興奮した。

まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」だった。

「ジョージ・フォアマン」を倒して世界ヘビー級王座に返り咲いた戦いを見ながら、シャドーボクシングで見えない敵と戦い、「アントニオ猪木」との格闘技世界一決定戦では血がにじむほど拳を握りしめた。

信念を貫いた偉大なボクサー「モハメド・アリ」、合掌🙏


「リスクを取る勇気が無い者は、人生において何も達成することが出来ない」

けだし名言‼️

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