意識的に歩いたのは何日ぶりだろうか ?
ひどい雨が降って気温が下がった間じゅう調子が悪くて臥せっていた。
血圧が高かったり低かったり、頭が痛かったり腰や肩が痛かったのは、気圧の関係だろうか ?
脇腹が神経痛みたいにピリピリと痛み、またあの地獄の痛みが蘇るのかと恐れたが、おとなしくしていたらいつの間にかそれも消えた。
朝、まだ気温が上がらず、人もあまり見かけないうちに歩くのは気持ちがいい。
道路を渡るときに、ほんの10メートルくらい走ったら、軽やかだった。
ヘタすると49㎏に落ち兼ねない50㎏の体重はさすがに軽く、これならキロ3分で走れるかもしれないなどと迂闊にも思ってしまう。
走れるわけがない、たとえ100メートルだって今の体力では無理だ。
だけど年内には、せめて5㎞、いや10㎞、歩かずに、キロ8分でいいから走れるようになりたい。
この2週間ほど、かあちゃんは毎日電話をかけまくり、時どきネットも見たりして、ワクチンのキャンセル待ちがないかと奮闘している。
テレビのニュースなんかじゃ、国民の半分ぐらいが1回目のワクチン接種を受けたと言ってるが、我が家はちっともワクチンに縁がないらしい。
打っても抗体ができないかもと言われているオヤジは後回しでもいいけれど、いちばん外へ出る機会の多い小僧とかあちゃんには早く接種してもらいたい。
今でも自宅療養みたいなもんだが、もしコロナにかかったらオヤジはイチコロ、我が家は全滅だろう。
それでも自身で積極的にワクチン探ししないのはなぜだろう ?
どこか諦めているのか、醒めているのか、コロナよりも原因不明の膵炎の痛みの方が優っているのか、人様に迷惑かけたくはないのだけれど・・・。
小僧のワクチン接種が決まった。
ファイザーにこだわっていたかあちゃんが路線変更した途端だ。
副反応が怖いからとモデルナを避けていたかあちゃんに、焦った小僧がモデルナでもどこでもいいと懇願したためで、ファイザーのキャンセル待ちは瞬殺でなくなるけれど、モデルナだったら若干ありタイミングが良かったのだ。
小僧飛び上がらんばかりに大喜び、もうオレは大丈夫と信じきっているが、いやはや、巷のスットコドッコイみたいなぬか喜びは危険なんだけどさ、ま言ってもしょうがない。
しかし相変わらずかあちゃんはファイザー狙いでカスリもせず、オヤジはどうだと聞かれたから、モデルナでもキリンでもサッポロでもアサヒでもいいよと言ったら、馬鹿っ!と怒られた。
怒られはしたが、モデルナに絞ったらしばらくして接種が決まったという。
9月12日の日曜日、奇しくも緊急事態宣言解除⁉️予定の日。
こんなに感染者が増えていて、ウイルスは今後さらに変異するかもしれないのに、解除できるんかい( *｀ω´)と思うが、とりあえずワクチンは打っとくに越したことはない。
残るはかあちゃんのみ、もうファイザーじゃなくて、いいんじゃね ?
体調が何とかなったので、久しぶりに店に行ったら、店の中は3ヶ月も休んでいる間にあちらこちらに蜘蛛の巣がはり、ビールサーバーのドレーン水が溢れていて、留守電とファックスがたまりに溜まっていた。
お化け屋敷かいっと蜘蛛の巣をかき分け、ビールサーバーと何も入っていない冷蔵庫の電源を落とし、どうでもいい留守電とファックスを消去した。
ファックスの多くは「店舗を居抜きで買います」とか「冷蔵庫・厨房機器の買取」「有利な助成金のご案内」、「低金利の融資」とかいうもの。
郵便受けにも同じようなチラシが入っていたのに加え、東京ガスから「ガス使用状況の確認のお願い」なんてのが入っていた。
検針でガスメーターが3ヶ月以上動いていないので、故障かひょっとして廃業した(夜逃げした)かと危ぶんだのだろう。
郵便受けの隣に「休業」って張り紙してるのに、検針のおばちゃん見てないのかね❓
ま、でもすぐに電話して夜逃げじゃないってことを話して了解してもらったけど、厳しい状況は相変わらずで、この先どうなるのかちっともわからない。
この身がもう少しまともなら積極的にやりたいことはあるのだけれど、今はまだ様子見だ。
呆れるような暑さではあるが、お天道様の下を歩いたら気分も体調も上向き、ぬる〜い風呂になーんも考えずにゆ〜っくりはいって出たら汗がとまらず、頭に浮かんだのはただ一つ「ビール」だ🤣
お酒飲みとして至極真っ当な考えが思い浮かぶということは、体調がいいという証拠、ビールは健康のバロメーター。
ということで飲む前の儀式、血圧測定して116と正常値を確認してから、本格的な秋になったらお目にかかれない「秋味」をプシュッと。
毎年の恒例行事みたいなもんだが、今年もこれができるとは
（；＿；）
1、2週間に1本、350㎖という可愛い習慣を守ってきたが、今夜は違った。
「秋味」を味わいながら飲み干し、ちょっといいグラスに氷を満たし、満を侍して「蔓無源氏」。
はあぁぁ・・・、腰が抜けるほど旨い😂
こんなウメェもんを5ヶ月も ? 6ヶ月 ? ? も我慢してたなんて。
旨すぎて飲みすぎてしまう恐れがあるから我慢していたのか、旨いものを飲むカラダになっていなかったから欲しなかったのか、いずれにしてもお酒飲みとしては長すぎる期間であった。
「なに泣いてんの⁉️」
とかあちゃんに笑われるまで、目尻に滲む涙に気がつかないポンコツであった。
昭和の良い子は「シティーハンター」よりも「キイハンター」だ。
「戦国自衛隊」と「魔界転生」を観て
「Sonny Chiba」を偲び、「蔓無源氏」のせいか「千葉ちゃん」のせいなのか、またしても落涙する愚か者の夜であった。
