お好み夜話-Ver2

今日から平常通り

なんだか年々お正月も大晦日も「らしく」なく、ただテレビだけが白々と馬鹿騒ぎをしていて、ダラダラと酒を飲めるというだけの休みになることが多かった。

年末は忘年会のひとつもなく、誰からも誘われることもなく、仕事終わりに飲みに行くことも一度もなかった。

温泉に行きたいとも思わず、初詣にも出かけず、エビ・カニを食べたくもなく、さほど酒を飲みたいという気持ちにもならず、夜更かしもせずに元日は終わった。

2日は9時頃店に行き、ラジオで箱根駅伝を聞きながら仕込みをして、正午に店を開けた。

お昼から営業をするのはランチをしていた頃から16、7年ぶりで、しかも新年2日からは初めてだ。

表通りはけっこうな人通り、第5区の青学「神野大地」が走り始めてもまだお客さんは来ない。

しかし「神野大地」なんて名前、出来過ぎだよなぁ。

お父さんはなんて名前なんだろう❓ 神野 掟とか、神野 錨とか、お母さんは神野恵とか、お姉さんが神野愛とか、そんでお祖父ちゃんが神野天罰とか・・・

などとくだらない想像をしていたら、最初のお客さんが来店、そしてあっという間に満席。

箱根駅伝の往路が終わりラジオを消した時には、てんてこ舞い。

「ホリちゃん」と甥っ子が来てくれて話し相手ができて気が紛れ、延々焼き続けて2回転目。

生樽が空き、日高見が空き、日は暮れてきて「ホリちゃん」が酔っ払ってくる。

6時頃には終わりにしようと思っていたが、お客さんが切れないし、盛り上がっているのでそのまま続行、「投げちゃん」も来てくれて「ホリちゃん」のロレツが回らなくなって8時頃、ひと段落したところで閉店。

他のお店がやっていないせいで、思いがけず忙しかった。

9時過ぎには家に帰り、さすがに疲れたのか一杯の酒でコテッと寝てしまった。


3日、早く寝たせいか5時には目覚めてしまい、小僧が朝風呂に入っているところへ便乗、これだけが正月気分の小原庄助さん。

箱根駅伝の復路の6区を見てから家を出た。

昨日は忙しくて昼飯を食べられなかったので、ドトールでコーヒーとミラノサンドをテイクアウトして店に。

一日でお好みの生地がなくなってしまったので粉を練り、キャベツもたくさん切ってラジオで駅伝を聞きながら開店。

トップの青学のタスキが9区で繋がれた頃、最初のお客さんの「チエ・ミツ」夫婦がアケオメとやって来てくれた。

続いて「マヤさん」親子と「シゲちゃん」新婚夫婦が来てくれカウンターは満員御礼、テーブル席も三々五々にご来店、昨日と同じくひたすら焼き続ける。

「シゲちゃん」が持ってきてくれた日本酒を本年もよろしくとカウンターの皆さんと飲み交わし、さすがにお正月、今夜も南部美人と菊姫が空き、「ミッちゃん」がスチャラカ旦那になって日が暮れる。

今年は4日から仕事始めの人も多く、3日の日曜日は夜が早い。

予定通り6時頃店を閉めることにして、お疲れのかあちゃんを先に帰し、残りを片付け店を後にした。

帰り道に回り道して、やっているお店にどれほどお客さんがいるのかを見て回り、スーパーで安いスコッチを1本買って家に帰り着いてもまだ7時。

夜が長いなぁと思いつつも、昼の営業で体は疲れていて、たった一杯のウイスキーでその日もコテッと床寝 ( まあ店で日本酒を飲んでたしね )、12時前に目覚めて寝直した。


明けて4日、本日から平常営業、でも午後2時を過ぎてもかあちゃんは起きてこない。

普段と違う生活リズムで疲れが取れないのだろう、仕方がないので小僧の夜飯のカレーを作って、残り物で昼を済ませた。

さて今夜も誰か来てくれるかな❓

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