震災の前から日本全国の物産会のような状況を呈していたが、特定の大企業のPR会だったそれまでの展示会よりはずっといいと思う。
このせまい日本にはまだまだ知られていない食べ物や食材がたくさんあって、地元の生産者や小さな企業の努力に眼を見張るものが多い。
日本のブースから順に回っていくが、すぐ目に付くのはここ数年力をいれている「米粉」のコーナーだ。
だいぶ価格的にもこなれてきていたし、小麦の高騰、増税などもあることだし、モグランポでもそろそろ取り組まなければならない。
そんなことを考えながら見ていくと、「グルテンフリー」というワードに引っかかった。
粉もん屋のオヤジが「グルテンフリー」とは何事ぞ !! と思われようが、自らの身体がポンコツになったからには様々な考えに目が行くのだ。
「グルテンフリー」とは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物から生成されるタンパク質の一種であるグルテン(パンやうどんのもちもち感や弾力の素になる働きをするもの)、このグルテンを抜く食事療法のこと。
グルテンを摂取することで小腸が過敏に反応して消化不良になり、吐き気や痛み、腸疾患などのアレルギー反応を起こしてしまう人達がいる。
そういう人たちのために、グルテンの代わりに米粉、澱粉を使用したり、コーン類を代用するのだ。
しかしだからといって、まずくっちゃ続かないしストレスがたまる。
「米粉」の普及によって、それを使ったメニューも洗練され味も良くなり、より手軽に選択肢が増える。
コナモン専門店として、モグランポでもそれは今後絶対考えに入れないといけない課題だ。
あと、減塩ね。
びっくりしちゃう新商品に、老舗の味噌屋さんと新潟大学が共同開発した塩分ゼロの「無塩みそ」というのだ出店していた。
自分が減塩生活に入って強く思うことは、現代の食事、特に外食にはなんて塩気が多いのだろうかということだ。
そりゃ塩気があるということは美味いと感じさせてくれる重要な要素だけれど、子供の時から塩分過多な生活をしていた結果が考えもしない時期に出てくるのだから恐ろしい。
この「無塩みそ」は大きな可能性を持った商品だと実感した。
今年も福島のブースはリキが入っているし、各県のブースにも目を引くものがあって、会場内を歩くペースはゆっくりだ。
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くまモンと名刺交換ができる熊本県のブースには長い列ができていたが、他にもチーバくんやら名前のわからぬゆるキャラが会場内を歩き回っていた。
そうして午後1時を過ぎてようやく、本格焼酎&泡盛のコーナーにたどり着いた。
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ここへたどり着くまでに、当然もういろんなブースで試飲をしているから素面ではないし、お水で口をすすがないと味がわからない。
とはいえ、チャレンジしないことにはおさまらない酔っ払いのハイパーテンションオヤジ。
最初に利き酒をすればいいのに、各県の飲んだことのない焼酎や泡盛をストレートでグビグビ。
以前は影も形もなかった、「三岳」や「富乃宝山」などのプレミアムと言われていた焼酎も試飲できるようになっていたことが、逆に焼酎ブームが沈静化したと思ってしまう。
ちょっとここでグッときちゃったのが、「忠孝酒造」の「常識破り泡盛」と銘打った「よっかこうじ」という泡盛。
これについてはまた改めて書くが、サンプル品を貰ってきたのでタイミングがいい方は味見できるだろう。
ま、この43度の泡盛をストレートとロックで味の変化を噛み締め、若干舌がシビれている状態のまま利き酒を👍
手始めに本格焼酎と混和焼酎の違いを当てる利き酒から。
混和焼酎というのは、本格焼酎の香りや風味を残しつつ甲類焼酎で割って飲みやすくしたもの。
こういう混ぜ物にたぶらかされるバッカスの僕ではないから、こいつは軽くクリアーして賞品のミニボトルをゲットし、次に原材料を当てる利き酒に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d5/be366ae3f97f3f0be5d29bb9bf04b440.jpg)
これは割と難しい。
なまじ飲むより、香りだけで当てているかあちゃんの方が有利だ。
けっこうもういい感じのオヤジは、もっとも分かりやすい芋と泡盛を間違ってしまい、今年は全問正解できなかった、ぐやじぃ😫
しかしFOODEXとしては収穫があった。
さっそく来週にも、
東京初の新メニュー
をお披露目できるであろう😄