先週金曜日の午後から、突然咳き込みだした。
夜になるにつれだんだん酷くなってきて、ひっきりなしに咳き込むのでとても眠れず、寝不足でなのか頭も痛く、当然食欲も気力もなく、それならいっそのこと体内に居座っているかもしれない菌やらウイルスやらに余計なエネルギーをやってなるものかと、もはや慣れてしまった絶食を決め込んだ。
熱はなく血圧も問題なく、ただしばらく前から小僧が咳き込み鼻水を垂らしていたので、近所のかかりつけ医に診てもらったら花粉症と言われ薬を処方された。
服薬を続けるうちに鼻水は治ってきたが咳はまだ時おりでる。
しかし花粉症が感染るか⁉️
思い出さずにいられないのは昨年、やはり小僧がコロナに罹り咳き込みだし発熱、やがてかあちゃんに感染り、終いにはオヤジに感染って肺炎を併発し、かあちゃんは医者から「覚悟しておいてください」と言われ、緊急入院したことだ。(肺炎⁉️緊急入院)
あの時は幸い大事にはならなかったが、また一つお歳を召してポンコツがバージョンアップされているかも知れず、かと言って熱は出ておらず咳は空咳だし、毎月通っているクリニックから受診の一週間前に服用せよと言われた血中コレステロール値を下げるロシアの地名みたいな名の薬「アトルバスタチン」の副作用、頭痛、めまい、吐き気、乾いた咳が続く等々があるわけで、花粉症はないとしてもこっちかもしれず、でもひょっとすると風邪、悪くするとコロナ感染・・・・・・考え出したらきりがないと、眠れないながらもマスクとホットアイマスクのWマスクで自室に引きこもった。
目も口も塞いだ状態で咳に耐えていると、古い錆びついた鉄扉が開くような「キィィィィィ〜」という音がしたので、アイマスクをずらして明かりの消えた室内を伺ってみるが、そんな音のたつものなどあるはずがない。
再びアイマスクをして横になるとまた「キィィィィィ〜」という音。
よくよく考えてみたらこの音は、咳き込みそうな自らの喉が発した軋みだった。
そんな状態でメシも食べず風呂にも入らず、しょっ中うがいをして、眠れないなら眠れるまで映画を観続けて疲れきって寝落ちしてやろうと自室に籠って3日間。
去年入院中に処方されたトローチがあったのでそれを舐め、首を温めたほうがいいかもとネックウェーマーをし、頭を高くするのもいいかもとクッションで上半身を起こして寝、思いつく限りの悪あがきのあげくに朝方トロトロするという4日目の月曜日の朝、クリニックに電話した。
で、処方された「アトルバスタチン」の服用を止める、市販の風邪薬を飲んでも良しとなった。
まったくこの腎臓移植したポンコツは免疫抑制剤を飲んでいる関係上、自己判断で薬やらサプリメントを飲むのはNGなわけで、現に自宅にある風邪薬「ルル」には服用注意に「腎臓」とあったから飲むのをためらっていたのだ。
これが良しとなったからにはすぐ飲むまず飲む「ルル3錠」。
メシは食わねど毎日の薬はかかさずなので、空きっ腹はよろしくないとご飯少な目のトロトロTKGをかっ込む。
根は単純な昭和の機械だからか、食って薬飲んだらあれほどマシンガンのように飛び出ていた咳が午後には大人しくなり、今やすっかりなりを潜めたもんね✌️
しかしまあ用心に用心を重ねなけりゃならんのがポンコツのポンコツたる所以、2、3日大人しくして様子をみて、月末にクリニックで検査してもらおう。