Episode7.5
「アッタカイロ・レンコーンの逆襲」
クリスマスの夜に、自由と適当の戦士オヤージ・ケナーシにけちょんけちょんにされて呑み屋惑星ノゲーへ落ちのびていったダース・アックンは、逆襲の機会を伺いトリスのハイボールで憂さを晴らしていた。
そんなとき無法者の集まるイッセザキチョーでブルースを歌うアオエミナから古代のライトセーバーを手に入れ、コウケーツアツ牢獄に幽閉されていた邪悪な女蟒蛇ダースチーエを解放し、パダワンのスチラカーンダンナを伴い、銀河一速いと噂される宇宙船トウキュートーヨコセーンに乗って再び共和国のあるキッタセーンジューに潜入したのであった・・・・
齢60にしてダークサイドへ再び落ちた男は、店の前でカバンを広げて中から持参した十字のライトセーバーとマスクをつけて扉を開けた。
その異様な佇まいに直ちに110番通報しようとしたが、フォースのかけらも感じられず呆れて思いとどまった。
あら、お爺ちゃん、やっぱやってみたかったのね、このコスプレ😁
でもねぇ、被り物の辛さはさんざんやっているからわかるけど、いつまでもやってると息が上がっちまってホントのダースベイダーみたいになっちゃうよ。
ほら、座っちゃった。
ということで、カイロ・レンを気取ってみたかったのだろうが、どう見てもアッタカイロ・レンコーンにしか見えないのよね、ざんねーん😇
しかしお茶目なお爺ちゃんだ、「オレはまだ老眼ではない !! 」と言い張り、「武井咲」ちゃんを「吉永小百合」さんの再来と評するそのセンス、とても「ヤザワ」のファンクラブに入って年賀状をもらった人には見えん。
そしてまだボケていない証拠に、前回オヤジが知らなかった「素浪人月影兵庫」の主題歌の入ったCD
を持ってきてくれた。素敵すぎる😆
さらに何を血迷ったか、デススター型の氷が作れるグッズまで頂き、レジスタンスなど諦めてオマエもダークサイドの前にひれ伏せと誘惑する。
大丈夫ご同輩、もうかつての蟒蛇どもはすべてハイパーテンションズになってしまったのだから、ユルユルゆきましょうぞ。
貴方の誕生日には巣鴨の地蔵通り商店街で売っている真っ赤なパンツを贈りませう。
そうして「田端義男」と「浪人独り旅」を共に歌おうではないか。
どうかお元気で、お風邪など召さずに還暦までお過ごしくだされぃ👋
