お好み夜話-Ver2

走り納め

「auちゃんパパ」から走りのお誘いを受けた。

彼も年末年始は忙しいから、年内走れるのはあと一、二回だろうというので、では走り納めにしようということになった。

千住からスタートして、亀有を経て、水元公園を走り回り、20km以上は走ろうと話しあった。

わーい 師匠自ら稽古をつけてくれるんだから、膝が痛いなんて言ってられんわい、ドスコイ

マッサージとテーピングで準備万端。

だったが、師匠から電話で、仕事を抜け出せなくなってしまったと連絡が・・・

彼の仕事は、公共交通機関で人命に関わるセクションだから、偶発的な事故などで予定を修正せざるを得ないことも多いのだ。

仕方がない

師匠が都合が悪くなったからといって、こちらは気楽な休みの身分。

それに、座して喰らっていたって膝は治らないから、予定通り走ることにした。

土手を走り出そうとして、愕然とした

ぜんぜん、走れんじゃないかあ

前回走った時より痛みは少ないのに、足が動かん 足が上がらん

これじゃあ師匠がいたら、まったく足手まといだ。

しかし、もう出てしまったからには泣きごと言っても前には進まないから、ほんとうにヨタヨタと、格好悪く、走り出した。

格好悪いから、ず~~と裏道を目立たないように、キロ8分30秒くらいのスローペースで、大谷田の「明神の湯」まで、迂回、迂回で12.5kmでたどり着いた。

足が重くて、その先の水元公園まで行くのは断念した。

ゆっくり湯に浸かり、足をほぐして、そのあとも予定通り「かめかめ仙人」で仕上げさ

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