お好み夜話-Ver2

汗製造機

「暑い、暑い 」と言っても涼しくならないのに、つい「暑い 」と口にしてしまう今日この頃。

かあちゃんと小僧は身体にアセモができて、風呂上りにシッカロールをたっぷり塗りつけている。

しかしそのシッカロールって、いつ買ったの

するとかあちゃん事も無げに、「小僧が生まれた年」と答えた。

するってぇと、小僧はこの8月にビックリなことに29歳になるから、ほぼ30年モノやんか

そんなに時が経って、効果のほどはどうなのかと思っちゃうけど、まあ大丈夫みたいだ。

しかし、シッカロールの消費期限がどれくらいなのかは知らないが、そんなに大事に使われたらメーカーだってお手上げですがな

小僧は小さい時から汗っかきで、つむじの辺りまでアセモができるくらいだったから、汗製造機と云われていた。

だからふたりは、エアコンの下でヌクヌクと惰眠を貪っているのだ。


だが小僧も「大阪マラソン」に当たったことだし、オヤジだって追加抽選に当たるかもしれず、東京マラソンにもエントリーしたし、この夏を怠けていたらえらい目に遭うので、この炎天下でも走りに出た。

だが暑さは半端じゃなく、墨田区役所の「勝海舟」の銅像の前を通り過ぎて、吾妻橋を折り返して来ようと思ったけれど、も~いいやと諦めて桜橋でショートカットし、そのまま汐入公園に走り込んだ。

するとサッカーや野球のグラウンドの辺りで何やら賑やかな音がするので、吸い寄せられるように走って行くと、夏のお祭りをやっていた。


ステージやら屋台があって、子供のプールまであって賑わっていた。

テントの下に紙コップと麦茶のサービスがあったので、これ幸いとばかりに町民じゃないけど一杯頂いた。

少し救われて、家に戻って水シャワー。

しかし小僧はシャワーを浴びても汗ダラダラで、親父の汗拭きタオルを奪って顔を拭く。

一応まだ無駄にフェロモン出しまくりなので、汗なんか拭かれたら臭くてしょうがないから、ピシャッとおでこを叩いて「ボクのタオル」と奪い返した。

いくつになっても、この汗製造機め

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