お好み夜話-Ver2

大阪スタンバイ

第1回「大阪マラソン」は7人のチームで申し込み、間際でメンバーの1人「ジョニー」がどうしても用事で参加できなくなり、6人で完走した。

東京とは違う熱い応援と、観光スポットを巡る42.195kmの旅を楽しみ、また走りたいと次の年にもチームで申し込んだ。

だがチームでは落選、単独で申し込んだ「タカちゃん」と8kmのチャレンジランの小僧が当選して、かあちゃんと共に大阪へ向かった。

オヤジと師匠はその悔しさを第2回「大阪マラソン」と同じ日に、「丹沢湖マラソン」のハーフを走り紛らわしたのだった。


そして今年、第3回「大阪マラソン」に再びチームモグランポで当選した。

それが今月の27日。

事前受付が条件なので、26日には大阪入りして受付を済ませ、ナンバーカードや参加賞を受け取る。

どんな事情でも代理受付は認められないから、前日までに何としてもオヤジは退院し、這ってでも会場入りするつもりだ。

もっとも、這って受付をするような者を受け入れてくれるかは甚だ疑問だし、受付だけ済ませたら計測チップは返却して棄権するだけで、参加賞を頂ければそれでいいのだ。


まだ走る気満々だった頃、せっかくチームで走るんだから、自分たちも応援してくれる人たちも盛り上がるような何かを考えようと師匠と話しあった。

それは仮装なのか、そろいのTシャツにメッセージを書くのか、さんざん悩んだ。( ヤカラどもはノーアイデアだし、まったく人任せだ )

そしてテーマは「笑顔」と決め、無地のTシャツに各人思い思いの「笑顔」を手描きし、苦しくても声援には「笑顔」で応え、「笑顔」で完走しようと決めた。

もともと「大阪マラソン」にはチャリティーという側面があり、参加料の他に必ずなん口かチャリティー募金をすることが義務付けられている。

虹と同じ7つのチャリティー枠が設けられており、今年のチームモグランポのチームカラーは水色「 きれいな水を飲める世界をめざそう」だ。

そういうことも考慮して、Tシャツは用意し、さあ、いつ描くかという時にオヤジが入院してしまった。

だが着々と日時は迫り、仮押さえした宿と往復の旅費などの見直しを師匠に託し、オヤジはただいっ時も早くシャバに出られることを願っていた。


そして昨夜、オヤジの退院とタイミングを見計らってくれて、チームモグランポのみんなが来てくれた。

今夜一気にチームTシャツにけりをつけてしまおうということで、師匠の娘たちと「むっちゃん」が協力して素晴らしい絵を描いてくれた。

お姉ちゃんの「auちゃん」が1人で下書きからニックネームまで、7枚全部を描いてくれて、妹の「ヒヨちゃん」と末っ子の「しょうくん」が片っ端から可愛らしい手形を押してくれて、なかなか味のある微笑ましい作品にしあがった。

下手にヤカラどもが手を出すと、純真な子供の絵が汚れてしまうから、一同頭を低くして「auちゃん」画伯にお願いした。

勢ぞろいすると目を引いていいでしょう。

追い抜いてゆくランナーや後ろのランナー、沿道の人たちに微笑んでもらえるだろうか ?

全部描くのにけっこう時間がかかる。

小さい「ヒヨちゃん」や「しょうくん」は飽きてしまって、ヤカラどもにまとわりつく。


オヤジもかあちゃんも、すっかっり癒されました。

ここまでやったら、あとは大阪へ意地でも行くことだ。

チームTシャツを着て、スタート付近でみんなを見送ったら、中間地点の京セラドームへ移動しハッパをかけ、「大阪マラソン」最後の難関、35kmと40kmの中間あたりにある南港大橋で、ヘタってきた連中にハリセンでも食らわしてやろうか。

う~~、ぜったい行ってやる💪

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