お好み夜話-Ver2

消えた番長

朝、「シゲキ」的な「兄貴」とかあちゃんとともに、土手を11km走った。

体重は58.3㎏。 モチリンを狂おしくグーグー鳴かせ、3人で御徒町の「パンチョ」へ乗り込んだ。

今日こそマチューテは、ナポリタン「番長」になってやるのだ


でで~んと1200g  お値段1350円のド迫力。

奥から、並、大盛り&目玉焼き&ベーコントッピング、そして「番長」。

午後2時、お食事開始。

熱々のハフハフ、ズルズル、チュパチュパ、汗ダラダラ、酸欠になるほどひたすら太麺を吸い込み、吸い込み、10分経過。

ナポリタンの山を半分ほど攻略、さらに手と口を休めずに食べ続ける。

ここまではタバスコも粉チーズもかけずに、ノーマルで一気に食べるのが作戦。

この後、備え付けの甘辛タレを振りかけ、味に変化をつけようと決めていた。

2/3を腹に収めたところで、急激に苦しくなり、フォークを持つ手の動きが鈍る。

汗が背中を伝い、口の回りをケチャップで真っ赤ちんにして、ため息をつく。

なるほど、マラソンでも30kmを過ぎてからが本当の勝負というが、ナポリタンの戦いもおなじだった・・・・・


水を飲んだら負けだと思ったが、お冷やでノドを潤さないと、どうにもこの先続かない、ゴクゴク、ゴックン。

お先に食べ終わった「シゲキ」的な「兄貴」とかあちゃんが、こちらの様子を伺っている。

気を取り直してラストスパート、あと4口、ムシャ、ムシャ、ひぃー、くるちい。


それでもなんとか約20分ぐらいで完食した


う~~~、もう3年くらいはナポリタンを見たくない気分

この上の「星人」を完食した0105「ホリちゃん」は、すげぇや。

しかしとりあえず、いい歳こいて「番長」になったので、これからはマチューテから「たそがれ番長」と呼んでいただきましょう


その夜、仕事が終わった後もまったく腹は減らず(当然)、風呂上りに体重を量ったら、ゲゲゲ、61.5㎏に増えとるやんけ

なんと3㎏増量

しかし何で、1200gのナポリタンしか食べていないのに、3.2㎏も増えているんだ?


このまま寝てしまったらさらに牛になると思い、ばあさんがショートスティでいないのを幸い、DVDで映画を鑑賞、午前3時になったら、あろうことか腹が減ってきた。

ここで食べたら牛がカバに化けると思い、がまんしてお茶を飲んで寝た。


翌朝、すっかり腹が減って目覚め、モチリンがグーグー鳴くので体重計に乗ってみたら、あ?あ?あ?、

なんもしてないのに、61.5㎏まで増えた体重が、一晩寝ただけで58.6㎏に、2.9㎏減量

おいおい、あの大量のナポリタンはどこへ消えたんでしょうか

オレの中の「番長」やーい、早く出てこいやー

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