バーバー第二報

仙台・若林区の「バーバーくん」から第二報があった。

彼の自宅があるかすみ町周辺では、電気と水道が復旧したそうだ。

ガスはまだ停まっていて、町はガス臭いニオイがするので、注意してプロパンガスなら使えるという。


携帯の充電をギンギンにして、さっそくオヤジの携帯に電話してくれたのに、土手を走っている最中で電話に出られなかった

「バーバーくん」からだと知って、直ちに電話したが留守電になってしまった

なにか知らせたいことがあるのだろう、なにか困った事態になっているのかもしれない・・・・、そう思うと気がきではなく、海から5㎞の地点で引き返し、とにかく全力で走った。

こんな状態にも関わらず、悲しいかなラップタイムを取ってしまった

往復10kmのラストをキロ4分12秒で走り切った。

ひょえ～、今までで最速じゃ。

でもこれじゃ、電話がかかってきてもハアハア、ゼイゼイでしゃべれやしない


そうこうしている間にも、家に電話があるかもしれない、Macにメールが届いているかもしれないと、汗びっしょりで帰ってきてしばらくして、再び彼から電話があり、上記のようなことを知ったのだった。


津波の被害が酷かった地区にくらべればずいぶんマシではあるものの、依然として生活はままならない状態にはちがいなく、彼の親戚や知人、職場の方々の中には、行方不明の方や家が流されてしまった方も何人もおられるらしく、精神的ダメージはかなりあるだろう。

それに追い討ちをかけるように、原発の事故だ。

もし爆発したら「オレの放屁で応戦してやる !! 」と、相変わらず調子こくが、最悪の事態になったら被災地はもとより、東京はおろか日本全体が甚大な痛手を被る。

なんとか被害の拡大を防いでほしいと、切に願う。


やがて、必ず、復興の道は開ける。

そのとき、彼のような明るい調子コキが必要とされるだろう。

そう信じる。

再び会える日がきたときは、たっぷり、これでもかというほど酒を飲ませてやる !!

その日まで、
頑張れ、調子コキ !!