大量の仕入れがない限りは、リュックを背負って走って行くのが去年から定着した。
寒い時期はそうでもなかったが、最近はたったそれだけの距離でも汗だくになる。
市場に着いて目当ての店に行くと、そこのおやじがこう言った。
「また走って来たの ? よくやるねぇ。アレッ ? なんか太ったんじゃない ? 」
ぬぁぁにおう
ひとの面見て、開口一番なんてぇことを言いやがる。
フン、体重は変わってないわい が、少々シマリがなくなってきとるかもしれん・・・・・・
市場のおやじに見透かされるようじゃ、まだまだ鍛え方が足りん
海老やらホタテをリュックに押しこみ、店まで約1.6㎞を走り、仕入れたものを仕舞うと、土手に向かって走った。
伸びた後ろ髪の先から、ポタポタ汗がふくら脛に落ちる。
タラタラ走っている自転車を追い越し、坂道で腕を勢い良く振ってダッシュする。
千住新橋から堀切橋の先、海から10㎞の地点で折り返し、堀切の駅の自販機で飲み物を補給するというのが、総計約6.3㎞の仕入れRUNのコースだ。
先日の「山中湖ロードレース」以降、なんだか心身ともに吹っ切れたようで、走りが軽くなったように感じる。
エントリーしていた4大会が地震の影響で中止になり、ダラダラと毎日酒を飲んでいたせいで、体重は増えていないのに下っ腹がポッコリ。
長い距離を走っていないのと、ぜんぜん筋力トレーニングをしていなかったせいで、確実に身体が訛っていたが、久々の大会で、しかも天地をひっくり返したような土砂降りの中、くるぶしまで浸かって走ったことが妙に楽しく、それからなぜかとてもスムーズに走れると感じている。
さてこれから秋まで、毎月マラソン大会に出場する予定だ。
うまいこと当選すれば、「第1回神戸マラソン」で2度目のフルマラソンにチャレンジできる。
それまでにはなんとか、もう少し身体を絞らなければ
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