プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 結婚するって、本当ですか >

2025年02月19日 | ドラマ。

4話か5話まで全然ひっかかることなく面白く見ていたのに、
それ以降、あれ?と思う話が続いて。
うーん。ふわふわして、いいところはいいんだけど、
納得できないところは納得できないというアニメ。

王女の話も、あれ?ではあったけれど、まあこういう話ではありがちだよね。
でも愛妻家の同僚の話はなあ。すっごい適当じゃなかったですか?

まず一人が休んだからってそんなに電話が鳴りっぱなしになるわけないじゃないか。
突然の病欠なんかはどうしているのだ。
そして朝っぱらから年少さんが職場に押しかけて来て「パパは!?」とか
おかしいっしょ。こっちが聞きたい。お母さんに連絡しろ。

職場放棄で総出で探すのもおかしい。
夜になるまで子供を引っ張りまわしてるのもおかしい。
そしてチンパンジー(ゴリラだっけ?)に変わった愛妻家には納得出来なかった。
出社せずに居場所をくらまし、昼間っからバーで飲んでいて10時間くらいそこにいたの?
それも奥さんの方の事情はまったく語られないから、それ以上話が深まることはなく。
ナニコレ?って話でした。

権田くんの話は(ありがちとはいえ)まあいい話。
でもあの二人は結局離れてしまうのか。もう少し話が続けばくっつく未来もあったか?
心の準備もさせずに突然保育園に連れて行って子供に会わせるなんて、
女性の方は鬼畜ですな。

幼馴染の女の子も、単に出て来ただけ……。そりゃ彼女のおかげで状況が進んだのは
事実だが、その前がいろいろ無理なのでムリなのよ。
まず東京で心細かったら、幼馴染である大原君に訊け!
偶然隣に引っ越しました、は創作的にあり得るが、それで突然「リカさんの部屋で
飲みましょう!」は図々しすぎる。

図々しいといえば、こういうぐるぐる考え込むタイプの女性主人公が悩みに悩んだ結果、
どう考えても失礼な行動に走ってしまうのは創作物あるあるですよね。
でもリアルでこんなに失礼なことをしますかね?
玉川上水のシーンとかさー。
呼び出しておきながら「わたしはわたしで勝手にします。あなたも勝手にどうぞ」って
わけがわからないよ。

「リアリティがない!」とはわたしが何度も文句をいう点だが、
創作物にどれだけのリアリティを求めるかは人それぞれだろう。
わたしはそういうの気になるのよ!気になってしまうのよ!


人間が適当に描かれている部分が気になったのに対して、風景や行動は良かったですね。
ガラス職人の仕事にここまで尺を使う必要があるのかという疑問はあるが、
そういう部分は好きなので見てて楽しい。
阿蘇の自然や佇まいも好き。玉川上水も丁寧に描いていて好き。

早見沙織は人間として好きなので、主役の作品が見られて良かった。
落合福嗣の声を作品で初めて聞いたかもー。ファイルーズあいも初めてかもー。
後者ふたりは見ている間は知らなくて、全部見終わってから知った。
見ながら味わいたかったのもあるけど、それはそれで気が散る気がするから、
あとで知って正解なのかも。
小清水亜美もこないだトーク動画に出てて、ふわっとした人で印象が良かった。


まあでも。最後は甘々で超特急の締めながら、全体的には楽しく見たので良しとする。
出来ればネコをもう少し活躍させて欲しかったけどねー。
ネコが縁結びの役割をする……などはそれこそ擦られ倒したネタだろうが、
そういう話運びでも良かったな。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする