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プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 永遠のニシパ 北海道と名付けた男 >

2023年01月28日 | ドラマ。
前に一度録画して、最初の10分20分くらいを見て、どうも話がつまらなかったので
視聴中止した。その記憶が残ってたから、つまらないことを覚悟して見たら、
今回は最後まで行けた。重畳。

まあ最後まで見られたからといって、人生にプラスになった気はしないけどね。
正確にいうなら、つまらないのではなく、
書くべき材料が足りないんじゃないかと思う。

もう少し松浦武四郎と、アイヌのことについて勉強してから書かないと
面白いドラマにはならないんじゃないか。
参考文献5冊くらいで1本仕上げた感じ。

これ、話の骨格はこれでいいから、もっとアイヌについて書き込んでたら
良かったのになー。
さすがにあれだけでアイヌを描いたとはいえなかろう。
他に誰もいない村で女がたった一人生き延びられるとは思わないよ。
アイヌの踊りや歌はうまくセット出来ていたんだから、もう少しどこかを削って、
ナレーション主体でもいいから、情報量を多くすれば良かったのに。

最後、武四郎が何とかって息子を蝦夷地に帰して終わりとは……。
息子は江戸で勉強をがんばって、名を挙げようと希望を抱いてきているし、
今のこの年齢で蝦夷地に帰すくらいなら、もっと学問をさせて、
なんらかの知見を得てから帰した方がなんぼか役に立つと思うけどね。


雰囲気は良かったと思う。地味だけど。まあ静かに進行するドラマってことで。
松潤は「花より団子」以外見たことない気がするけど、役者としての印象は
悪くない。ジャニにしては、と但し書きがつくが。

あれ深田恭子でしたか!全然気づかなかった。
いい雰囲気作ってるし、こういうドラマにこういう役で出るならそれなりに
知られた役者だろうと思ったのだが、どうにも思いつかなかった。

宇梶剛士は数年前の時代劇で評価が爆上がりした役者。(「龍馬の遺言」でした。)
この人、アイヌの家系なんだよね。たしか白老?のアイヌ知学施設の館長をやっている。
今回もいい味出してた。

アイヌも書き足りないし、幕府側も書き足りないし、松浦武四郎の個性も書き足りない。
情報量を犠牲にして美しい風景をじっくり写したという功はあれども、
それにしてももっと話の材料を集めて……と思う。せっかくドラマを作るんだしさ。
何を描いているということもない話はもったいないと思うの。

松潤は今年は家康だねー。まだ見てないけど、とりあえず完走するつもりで見始める。
耐えられなくなったら脱落する。近年の大河で脱落しなかったのは「青天を衝け」と
「真田丸」くらいではなかったか。どっちもあまり面白くはなかったのだが。
あ、「直虎」はわりと面白く見た。主に前半。やはり高橋一生が要だったね。

松潤の家康も、面白いことを祈る。




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