2体のお狐さまを白狐として復活させるべく、胡粉塗りに挑戦したいと思います!
といってもこれまで胡粉塗りなどしたことのない私。
適当にエイヤ!とはさすがにできないので、まずは家にあった素焼きの皿に胡粉を塗ってみることにしました。
しかし…胡粉って何!?どうするの??
はい、まずはそこからです。
胡粉はネットで買えるけど、何やら種類があるらしいし、どんな胡粉を買ったらいいかわからないぞ!となるわけです。
しかしインターネットを駆使して調べれば、ちゃんと情報が載っているのでほんと助かります。
「胡粉ーー貝殻からつくられた白色絵具のこと。ただし胡粉そのものに接着性がないので、膠液を加えて定着させなければなりません」
なるほど。つまり胡粉を塗るにはまずは膠液をつくらないといけないということですね。
そうか膠ね…ん?膠…??
「膠(にかわ)ーー動物の皮や腱、骨からつくるゼラチンのこと」
つまりこの膠というものを溶かして胡粉と混ぜれば接着性のある胡粉ができて、塗ることが可能になるということですね。わかりました先生!
ちなみに胡粉の種類は下地用の「壽」と上塗り用のより白さが際立つという「切飛」という2種類の胡粉を購入してみました。手前の箱は膠です。
まずは塗るための胡粉づくりから。
①耐熱ビンに、砕いた膠と水を入れる(今回は膠15g水100cc使用)
②一晩放置してふやかしておく
③沸騰しない程度のお湯で、膠の入った耐熱ビンを湯煎する(温度計使用)
④ 膠水をろ過する(ペーパータオル使用)
次に胡粉の準備です。
①胡粉をすり潰して細かくする
②膠を少量ずつ入れてだんご状にする
(ひび割れてきたら水を一滴程度入れるとよいそう)
③ツヤが出るまで絵皿に叩きつける
④紐状にしてぐるぐる巻きになるように器に置き、50〜60℃のお湯を入れてアク抜きをする(10分ほど放置)
⑥お湯を捨て、必要な分だけ絵皿に移し、少しずつ水を入れながら好みの濃度になるように溶かして完成
さっそく素焼きの皿に塗ってしました!
すごいムラになりました!
いやぁこれは塗り慣れないと本番にはいけなさそうです。
何事も技術が必要だなぁと。当たり前ですが!
お狐さまには「早く白狐に戻してあげたいのだけれど、もう少し待っててね」と心の中でご挨拶。
なんとなく「しゃーないな」って言ってもらえたように思います。
新しい経験って何でも面白いですよね!
無駄な経験ってないと個人的には思っています(思いたいだけかもしれませんが!)だからきっとこの経験も漆やこれからの人生に生きてくるはず!
そう信じてこれからもいろんな経験していきたいです♪