最近調子がイマイチだったこともあり、実家でエネルギーチャージしようと思い帰省したもののなんだか落ち着かない。
本当はどこにも行かず、何もしないで、ちゃんとご飯を食べて(食べさせてもらい)家でゆっくりして過ごそうと思っていたはずなのにおかしい。
普段ひとりの時間が多いのに、急に会話が増えるから実感はないけれど疲れるのだろうか。
んーこれは外の空気を吸えということなのか…
そんなわけで外出を決めた日曜日。
日曜日。
思い立つのが遅かった。
知らなかったけれど、日曜日ってギャラリーはお休みにしているところが多いのデスネ。
これまで美術館は好きでちょこちょこ行っていたけれど、ギャラリー巡りをしたことがなかった私。
やはり個展とかしてみたいって夢を持っているならば見に行ってみなければと、最強の面倒くさがりが腰を上げたというのに…残念。
気になった展示がことごとく見られない。
仕方がないので結局美術館へ行くことにして、チケットを予約した。
東京都現代美術館で開催中の「ユージーン・スタジオ 新しい海」展
図録などもそうだけど、見るのは好きなのに肝心の知識がない。
つまりこのユージーン・スタジオが一体何なのかも知らずに見てきたわけで…でもうん、面白かった(月並な感想ですみません)
工芸に関する展示は見る機会が多いから、現代アート的なものを見たいという、そんな気分にピッタリな展示。
しかも最近注目されている人ということで、どんなことを考えて作品をつくっているのかすごく興味深かったこともあり、なるほどと自分なりの解釈も交えつつ頷きながら作品を見て回った。
ちなみに作家略歴はこちら。
EUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)
寒川裕人(Eugene Kangawa、1989年アメリカ生まれ)による日本を拠点とするアーティストスタジオ。個展「THE EUGENE Studio 1/2 Century later.」(2017年、資生堂ギャラリー)や、完全な暗闇で執り行われる能のインスタレーション「漆黒能」(2019年、国立新美術館、シテ方・大島輝久)を開催。その他、「89+」展(2014年、サーペンタイン・ギャラリー、ロンドン)への作品提供、「資生堂ギャラリー100周年記念展」(2018-2019年)におけるイギリスの建築家集団アッセンブルとの協働、「de-sport」展(2020年、金沢21世紀美術館)への参加、アメリカを代表する現代SF小説家ケン・リュウとの共同制作『ALTER』(2017年)など。現在、短編映画2本(2021年、アメリカ、日本)が、パンアフリカン映画祭などアカデミー賞公認の映画祭を含む、複数の国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されている。
東京都現代美術館公式HPより抜粋
コロナ禍を題材にしたもの、個をテーマにしたもの、流動性のある作品、見る人に考えさせるものなど。
ついぼーっと様々なことを考えてしまう。
自分なら何を題材にしたいだろう。
どんな表現をするのだろう。
正直、0から考えるよりどちらかというとありものを利用して、それを自分なりの表現に落とし込む方が向いているっぽい私には難しい問いだ。
それでもこういう展示を見ているとウズウズしてくる。
刺激を受けているのを実感する。
家に引きこもっているだけでは得られない感覚だ。
うん。
重い腰上げてよかった。
そして思う。
なんで土曜日に思い立たなかったんだろう。
1日早ければギャラリーだって見て回れたよね。
とはいえ普段歩かない人が急に1万歩とか歩いたものだから、美術館だけでもヘトヘトのグッタリだったわけで。
もう少し体力つけて出直そうと思った、そんな日曜日のお話。
PS.偶然見つけたテラリウムのお店で、駆け込みで体験をさせてもらったお話はまた後日…