うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

桜の実のうれる頃

2009-03-12 10:10:08 | きもちのままに
毎週水曜日の夜、合唱の練習に通っています。
今、歌っているのは寺山修司さんの詩の三つのソネットより

「桜の実のうれる頃」

もうない君の青春は たとえば
君の知らない帆の上に
歳月のうつすらした埃りをあびて
忘られる

桜の実の熟れるころ
君が歌をやめたのは 祖国のため
君があの愛を雲に見捨てたのは 祖国のため
死んでしまつたのは 祖国のため

だが 祖国とは何だ
地平に立つて
僕は知る 君のやさしさだけを

花ばなをふりまこう ぼくたちも
やさしさだけがもつ強さのため
たつたひとつの 確かさのため


寺山修司にとって、「たったひとつの確かさ」とはなんだったのだろう。
詩を深く感じることで、合唱もより生き生きとなる。
わたしたちに必要なのは、深さだと練習するたびに思います。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歌うことは (隠居)
2009-03-15 23:53:46
歌唱することは・・とても良いことですよね。
洗心するには・・もってこいの方法ですよね。
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Unknown (詩織)
2009-03-17 17:49:39
 深い歌詞ですね。きっとすてきな旋律がついているのでしょう。歌っているうちに答えが見つかるかも?字だけで見ている私は思索の淵に一瞬沈みそう・・・になりました。
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歌うこと (ひさこ)
2009-03-18 06:49:56
ご隠居さま
歌うことは、ほんとうにいいことです。
詩の勉強にもなります。
指導してくれる先生のお話がすばらしいのです。
うまく説明できないのがもどかしいです。
こんど気をつけて聞いておきます。

詩織さま
メロディーも詩のイントネーションを活かしつつ
詩の世界を汲んでいてとても美しいです。
音楽家も音の詩人なのだなぁという感じです。
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