愚痴を聞く。

昨日は晴れ。暑かった。

出勤した時から、ゆり子姉さんがまるで鬼姉さんの怒りを我慢してる時に似た顔してるなぁ、と思ったけど、閉店してから不満を聞く。鬼姉さんへの不満。
とし子姉さんや鬼姉さんから寄せられているそれとそっくり同じ事を言うので、他の人が言うあなたへの不満と同じだよ？と言ってしまうか、話を聞きながら考えたけど、まぁ聞くだけでスーッとしてまた明日頑張る、ただその時だけ黙って聞いて欲しいの！後は自分で切り替えるから！って事もあるしなぁ…と、今回はちゅら姉さんと二人で、人間が一番難しいのよ、中々思うようにはいかないわよ、私達も同じよ、ほんと難しいわよね、と話を聞きながら相槌を打つ。
まぁ、ゆり子姉さんより、義務でも無いのにサービス精神で私に合わせて話を聞いてるちゅら姉さんの方を自分は助けてあげたいんだけど。
やだ、全然勉強してない～、やばい、ちょっとノート貸して～、とテスト前に真面目に要点をまとめた他人のノートを借りて、テストが終わるまで返さない、テストが終わってから丁寧なお礼を言って返すタイプがゆり子姉さん。
そういうの嫌いで、貸す方も借りる方も両方怒鳴りつけるタイプが鬼姉さん。