大阪・阿倍野のど真ん中、自然なんてアスファルトの隙間からたくましく芽を出す雑草くらいのものしか存在できないけど、なぜか例年、蝉の羽化が見られる。でも、これも後、数年のことだと思う。
3年ほど前まで、近所には、庭木がある結構大きな家があり、夏にもなれば蝉の声も騒がしく聞かれた。ところが相次ぎ売られ立て替えられたり、マンションになった。土の庭はなくなりコンクリートで土はふさがれた。そこで、地下深く数年過ごした蝉は、氷に閉じ込められたアザラシのごとく土が地上に出ているところを探して、わずかな我が家の庭から這い出て羽化する。
疲れ果てるのか、失敗する蝉も多く見られる。羽化したての蝉の羽は翠色の細工のある乳白色のガラスのようだ。
3年ほど前まで、近所には、庭木がある結構大きな家があり、夏にもなれば蝉の声も騒がしく聞かれた。ところが相次ぎ売られ立て替えられたり、マンションになった。土の庭はなくなりコンクリートで土はふさがれた。そこで、地下深く数年過ごした蝉は、氷に閉じ込められたアザラシのごとく土が地上に出ているところを探して、わずかな我が家の庭から這い出て羽化する。
疲れ果てるのか、失敗する蝉も多く見られる。羽化したての蝉の羽は翠色の細工のある乳白色のガラスのようだ。
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