師走だよ、師走。
シラス食ってる場合じゃないぜ。
僕のブログの数少ない読者様から、
悩み相談のメールをいただいた。
ご本人の了承を得た上で、ここで紹介する。(文章はロットン風に改訂してます。)
『Ryu the Rotten先生。ご無沙汰しております。
以前、サザエさんとドラえもんについて質問させていただきました、りこと申します。
いつも楽しくブログを拝見させていただいてます。
また先生に相談したいことがあり、メッセージを送りました。
先生。
私にはささやかな夢があります。
それを実現させるためにコツコツと毎日、努力を続けてます。
ですが、夢が近づいてると実感したことはありません。
毎日、同じことの繰り返しで、人生がつまらなくなっています。
この虚しさはいつまで続くんでしょうか?
一瞬にして境遇が変わるような、
『シンデレラストーリー』の主人公になるにはどうしたらいいのでしょうか?』
うん、うん。
お悩みは大変よくわかります。
この虚無感は僕も感じたことがあります。
『シンデレラストーリー』がどんなものだか、
一緒に考えてみましょうね。
まずは「シンデレラ」のあらすじから。
簡単に言うと、
『継母と姉に毎日凄まじくイジメられていた少女が、
魔女に魔法で用意してもらった、
綺麗なドレス、ガラスの靴、カボチャの馬車で城の舞踏会にでる。
その舞踏会で出会った王子は彼女の美しさに心を奪われ、
一緒にダンスを楽しんだ。
しかし、12時には魔法がとけてしまうため、
12時の鐘を聞くと、シンデレラは慌てて舞踏会から逃げ出す。
その途中でガラスの靴が脱げてしまう。
しかし、その靴は奇跡的に王子に拾われる。
王子は舞踏会のあともシンデレラが忘れられず、
「この靴が合う女性と結婚する」と宣言し、
ガラスの靴を手がかりしてシンデレラを捜す。
多くの女性が名乗り出たが、
誰もその靴を履くことはできない。
ただ一人、シンデレラ以外は。
シンデレラは后として城に迎えられた。』
だいぶ省略したけど、
こんな感じかな。
ハッピーエンドだよね。
まさに一夜にして景色が変わってしまう、
『シンデレラストーリー』だ。
だけど…
これって本当にハッピーエンドなのかな?
シンデレラが王子と結婚するところで物語が終わってるんだもん。
これからのシンデレラは誰も知らないじゃん。
額面どおりに受け取って、
シンデレラが幸せな人生を送ったとするならば…
彼女は自分の置かれてる環境にかなり戸惑い、馴染むのに相当な苦労をしたはずだ。
僕は去年、
お笑いライブで人気絶頂だった『スギちゃん』を見たことがある。
『スギちゃん』がステージに上がると、
大絶叫が湧き上がった。
『スギちゃん』が話し始めても、ネタが聞こえないほどの大声援だ。
それを聞いた『スギちゃん』の表情が忘れられない。
あきらかに戸惑っていたからだ。
急激に変化した環境に馴染めなかったに違いない。
人間って簡単に環境に馴染めるもんじゃないからね。
逆に、シンデレラをうがった見方をすると、いろいろな疑問がわく。
貴族ではないシンデレラが宮廷に馴染むことが出来たのだろうか?
貴族たちは成り上がりのシンデレラを受け入れたんだろうか?
妬みや嫉妬はなかったんだろうか?
それを相談できる人はいたんだろうか?
情熱的な王子は、その後もシンデレラを愛し続けたのだろうか?
自分の恋のために、大掛かりな『恋人探し』をする王子は傾いた経済観念の持ち主ではなかったのか?
それが元で経済が逼迫したり、
他国に攻め滅ぼされたり、革命が起こって国が倒れてないだろうか?
もし僕の意地悪な想像が間違ってないならば…
シンデレラは元の境遇と変わってない。
とても幸せな環境とは言えないよね。
『シンデレラストーリー』と聞くと…
森脇健児さんを思い出す。
彗星のごとく現れ、
誰にも気づかれずに東京からいなくなったお笑い芸人だ。
彼は単純な『一発屋』じゃない。
全盛期には『笑っていいとも』など多数のレギュラー番組を持っていたし、
『夢がMORIMORI』という番組では、
メインが森脇健児、サブがスマップという扱いの、
時代の寵児だったのだ。
まさに『シンデレラストーリー』の体現者だ。
それがなぜ、一瞬にしてメディアから消えてしまったのか?
彼は…
事件も事故も、
そして、
スキャンダルも起こしてない。
大変言いにくいけど、
森脇健児の実力不足だったんだと思う。
幸運が重なってだけなんだね。
だから、芯になる芸のなかった彼は、
時代から捨てられた。
奇跡的な幸運(魔女に遭遇したりね)に恵まれたシンデレラもこうなっていてもおかしくないよね。
こう思うと、
『シンデレラストーリー』ってハッピーな物語なのかな?
僕は違うと思う。
『シンデレラストーリー』なんて…
真昼の夢だ。
いつ醒めて、現実を突きつけられるかわからない。
【結論】
『シンデレラストーリー』みたいな、
砂上の楼閣を求めるよりも、
つまらない毎日に虚無を感じながらも、
コツコツと努力して、
自分の土台って言うか、
骨格を作り続けることが大切だと思う。
しかるべきチャンスを絶対にモノにするために。
そして、
自分で掴み取ったチャンスを逃がさないように。
追伸。
森脇健児さんは、長い下積みを経験して、
プチ再ブレイクを果たしています。
『オールスター感謝祭』の赤坂マラソンや、
ニッポン放送で活躍されてます。
どん底から這い上がってきた人間は強い。
今度、ステージの真ん中に立つときは、
『シンデレラストーリー』ではなく、
『ド根性物語』として語り継がれるだろうね。
心から応援しています。
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とってもハゲみになります。
めっちゃ感動です。
毎日コツコツと努力を続けてみます。
ありがとう~V(^_^)VロットンさんU+2661
考えさせること書くよね~今日もとってもいいこと言ってて
うんうんって納得しちゃったー(笑)
確かにシンデレラストーリーはその先のことわからないよね
幸せに暮らしましたとさってそれを信じたい私達もいるんだけどね(笑)
シンデレラストーリーを叶えた人はきっと
見えないところで努力してるんだよ
それが重なって夢が叶う
きっとそうだよ~(。・ω・。)
歳を重ねてきてやっと「早く理想の自分になりたい」とか「早く夢を叶えたい」だとかいうものから卒業しつつあります。
秘かに譲れない何かを自分の中のどこかに隠し持っていてそれに合わないものを少しずつそぎ落としていく。
あるいは吸収したりして。
そのうちきっと自分の理想にたどりつくような気がします。
わたしは凡人なのでそんな感覚だけど一瞬で人生を変える人はものすごいエネルギーで前に前にとアグレッシブに猛進しているはず。脇目もふらずに。
自分の力でね。
誰かにどうにかしてもらおうってうちはシンデレラにはなれないんだよ、きっと。
普通に23㎝くらいだったら みんなが靴履けちゃって
シンデレラを探してた家来たちも 面倒だったろうなーって
誰も履けないくらいの小さい靴を置いていくあたりが
シンデレラって結構やり手なのかもねーなんて(^_-)-☆
ちょっとナナメから見てみましたよ~
記事が一本書けました。
お互いにがんばりましょうね!
見えないところで努力してるんだよ
まさにそのとおりで、
そこが一番大切ですよね。
突然、降って湧くような話なんかないってこと^^
自分の力でね。
そうなんですよね!
やっぱり自分自身の努力と意思で前進しなきゃならないんですよ。
前進あるのみ!
てか、相当したたかだったことは間違いなさそうですね。
一度会っただけで、王子の心を盗むんだから^^
そーだよね。
結婚はゴールじゃなくてスタートだもん
結婚したら幸せ幸せ♪
…じゃない事はよーく存じております(笑)
華やかな出逢いより、地味な結婚生活をコツコツ送れる事が幸せへの道なんだと思うようー
んじゃあ私は幸せになれそーだ(笑)
今日もコツコツ家の掃除してカンのヒートテックを買いに行きましたよ^^
・・・Facebook読めるのね、知らんかった(笑
もちろん知ってますよ。
なんなら「楊夫人(マダムヤン)」について語っても良い位に◎