☆この文章(マーニャ)は、
あまりにも、くだらなさ過ぎて、
自主規制して非公開にしてたんだけどさ、
お題「ラブレターを書いたことがありますか?」(47件)に参加したくもあったし、
なぜか、
ありがたいことに、
めっちゃ、
『マーニャ』が読みたいって言ってくださる人が多い。
うれしいから…
セルフカバーするわ^^
かなりいじってあるので、
既読の方も再読してくれるとうれしいです☆
〔バイシュラビーナ=不人気なパンクバンド
龍龍=バイシュラビーナのボーカル
マーニャ、龍龍を追いかける謎の女〕
「」の中は龍龍のツッコミです。
『親愛なる龍之介さま。
はじめまして。
友達からは『マーニャ』と呼ばれてます。
バイシュラビーナのライブで龍之介さまに心を奪われました。
どうしてもこの気持ちを伝えたくて…
親友のメグメグの恋愛相談に乗りながら、片手間で手紙を書いてま~す。
「いきなりの片手間宣言」
大好きな龍龍がこの手紙を読んでくれると思うと、
胸がときめいて、
ご飯が丼三杯しか食べられない。
「普段はどんだけ食べてるんだよ?」
いつもライブに行ってるんですよ。
龍龍の歌を聞いたお客さん達の、
『苦虫を噛み潰したような顔』が見たくて。
「何を楽しみにライブに来てるんだ?」
てか、龍龍、ちょっと太ったんじゃない?
パンチスターは痩せてた方がカッコいいよ。
「パンチスターって…
北島三郎じゃないんだから」
一度、ライブハウスで、龍龍が話しかけてくれたんだよ。
憶えてる?
憶えてないだろうなぁ。
だけど、マーニャにとっては一生忘れられない言葉になったんだから。
「忘れられない?そんな重要なこと言ったっけ?」
知りたいでしょ?
それでは発表するね。
3
2
1
ダァー!
キャハ。カウントダウンしてたら、
急に猪木のものまねがしたくなっちゃたの
マーニャって可愛いでしょ?
「可愛いって言うか…かわいそうだと思う」
あのね、
あの時、龍龍が言ってくれて、
マーニャの宝物になった言葉は…
あれ?
なんだったっけな?
え~と…
え~と…
そんなこと、どうでもいいよね!
「思いっきり忘れてるじゃん」
話は変わるけど…
バイシュラビーナの曲が収録されたオムニバス聴いたよ。
正直に感想を言わせてもらうね。
一曲目の「What do you say?」だけど…
聞いてるこっちが『What do you say?』って気分だった。
ホントに…
『何?このバンド?』って感じの曲だね。
二曲目の「月の裏側」は…
タイトルからしてダメ!
○○の○○って何よ?(笑)古すぎじゃない?
『巨泉のクイズダービー』を思い出したもん。
龍龍…
こんなんでバイシュラビーナは大丈夫なの?
自分の殻から抜け出せなくなってない?
もっと大きな視野を持ったほうがいいと思うの。
だから、龍龍、
バンドにばかり夢中になってないで、
他のことにも目を向けてみたら?
たとえば、彼女を作ってみたり、
友達と遊んでみたりさ。
「たしかにそうかもしれない」
バンドばっかりやってると…
ミュージシャンになっちゃうぞ!
「なりたいんだよ」
バイトに打ち込むのもいい方法なんじゃない?
龍龍さえその気になれば、いい仕事を紹介するからね。
その仕事はね…
誰もいない家に忍び込んで…
現金や高価な物を運び出す仕事なの。
「思いっきり泥棒じゃん」
失敗すると刑務所にぶち込まれるリスクがあるけどね。
今流行りのハイリスク ハイリターンってやつ。
「なんで俺がそんなリスクを背負わなきゃいけないんだ?」
まぁ、
刑務所は三食昼寝つきだし。
「昼寝が出来るなんて聞いたことないから」
運がよければ網走に行けちゃうかもよ。
網走なんかなかなか行けないでしょ?
ちょっとした旅行気分でしょ。
「がんばってお金をためて行きます」
何事も経験だし。
「人生には二種類の経験がある
しなきゃいけない経験と…
しちゃいけない経験」
龍龍なら即戦力だと思うよ。
「失礼なこと言うな!」
だって…
龍龍は…
魔法使い。
厳重な金庫にしまって、
湖の底に沈めたはずのマーニャの心を逢った瞬間に奪って行った。
「え?どうしたの?」
龍龍の言葉は…
イリュージョン。
龍龍の言葉一つで、
大雨が吹き荒れる私の心に虹が降りてきた。
「なになに?」
龍龍の声は…
さかなクン。
聞いてるだけで頭が痛くなる。
「古典的な三段オチかい!」
マーニャは泥棒になりたい。
「通報させていただきます」
龍龍のハートを盗む恋泥棒に。
龍龍のハートを盗んだところで、
質屋すら引き取ってくれないけどね。
だから龍龍
マーニャが一生大切にしてあげるね。
龍龍のハートを。
「…」
また手紙書くね。
愛してるよ。
龍龍。
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