パンキュッシュな白昼夢

フィクションとノンフィクションの狭間を行き交う白昼夢。

現代版『自虐の詩』。今宵…あなたは目撃者になる!

微妙なニュアンス

2023-04-12 21:53:34 | コラム

大切な友達が、緊急入院して、手術したと聞いた。

 

すぐに、

「お前、無事か?」ってLINEしたら…

「違いまする。でも、大丈夫でござる」

って返事がきた。

 

何事だろうと思って、

自分が送ったLINEを見直したら、

「お前、武士か?」

って送ってたぜ。

予測変換、恐るべし。

 

つーかさ、

本当に思ったけど、

日本語って変わるよな。

今、「ござる」なんて、日本語ないもんね。

 

名前(キラキラネーム)もそうだけど、

日本語って時代とともに変わるのが特性なんだろうね。

 

現代と、

この前の戦争以前じゃ、

ものすごい変化を遂げてると思う。

たかだか80年前のことなのにね。

 

その大きな要因は外来語だ。

今の日本って外来語に溢れてるじゃん。

 

今、パッと思いついた外来語を挙げてみると、

 

『キス』

『パンクロック』

『キャッチコピー』

『クライアント』

『コンサート』

『アイドル』

『スキャンダル』

『ジュワイオクチュール・マキ』

『マツコ・デラックス』

『ミッツ・マングローブ』

『レア』

『ミディアム』

『ウェルダン』

『サイン』

『コサイン』

『タンジェント』

等々。

挙げればキリがないよね。

外来語が馴染みすぎて、

和名(日本名)がわからないものもある。

 

『テレビ』

とか、

『ラジオ』

とか、

『パソコン』

とか。

 

調べてみたら。

『テレビ』は『受像機』。

『ラジオ』は『放送無線電話』。

『パソコン』はわかりませんでした。もしご存知の方がいたらご教授くださいね。

 

 

ただ、

外来語は異国の言葉が日本語になったから、

実際に外国で使われてるニュアンスとちょっと違うものもたくさんある。

つまり、

『ギャップ』

日本語で言うなら『差異』だね。

この『差異』って言葉も、なじまないけど。

たとえば、

『ダイエット』。(あくまでもたとえね。他の外来語も含む)。

これは日本で使われる、『減量』って意味じゃない。

『食事療法』で健康になる、あるいは、健康を維持するって意味なんだってよ。

 

だからって、

「『ダイエット』は減量の意味じゃない、使いかたを間違ってますよ!」

って鬼の首を取ったように(久しぶりに慣用句ですw)指摘してる人っているよな。

 

そんな人が一番、間違ってると思うけどね。

『ダイエット』はもう立派な日本語になってるじゃん。

誰でもわかる『日本語』だろ?

 

それを間違いと指摘してる人は、

その人は古(いにしえ)の貴族や武士の言葉使ってるんだろうね。

カッコいいぜ(はぁと)。

 

異国の言葉は直接、翻訳できない。

できるわけがない。

人情も風俗も違うんだから。

微妙にニュアンスは変わるよな。

だから、

何が正しくて、間違ってるなんて言うこと自体が間違ってるよ。

 

でもね、

そのニュアンスの違いで驚いたことがある。

『セピア』だ。

この言葉は、みなさんよく知ってると思う。

日本では『色あせた』的な意味で使われてる。

 

『セピア色の写真』とか、

昔(若い人は知らないだろうけど)、

柳葉敏郎さんや哀川翔さんが所属してた、

『一世風靡 セピア』ってパフォーマンス集団を連想するよね。

 

この『セピア』は古代ギリシャ語で…

本当の意味は、

『イカ墨』だってよ。

 

つまり、

『一世風靡 セピア』は…

『一世風靡 イカ墨』。

 

これは笑っちまったぜ。

 

言葉は面白いね。

 

 

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