無頼のじいさんがいた。
酒とギャンブル、
そして、
花火が大好きで、
本当に暴れん坊だったけど、(クレイジーな詳細はまた書きます。笑)、
僕(家族)には心から愛を注いでくれたし、
弱い者イジメが大嫌いで、
いつも、誰にでも平等で、
正々堂々とした人だった。
僕は心から尊敬してる。
その、じいさんが、
人生のフィナーレを間近に控え(僕が25歳の時です)、
病室で二人きりになったとき、
僕に対してだけの遺言があった。
『俺が死んだら、
派手にやりたいから、
棺桶に、打ち上げ花火を入れて欲しい』と。
もちろん、僕は了承し、
じいさんの葬式の時、
それを実行しようとしたんだけど、
家族はもちろん、
住職とか葬儀屋さんに体を張って止められたので、
実現できなかった。
(住職曰く、この子イカレてる。 だそうです。笑)
それが悔しくて…
だからこそ、
妻に遺言をしました。
「俺が死んだら
棺には花の代わりに…
ロケット花火と線香花火を入れてほしい」
と。
そしたらさ、
真剣に離婚を切り出された。
そうかもしれない。
線香花火だと、地味すぎるもんね。
ネズミ花火にすればよかったよな。
つーか、
「死にたい、死にたい」
って、言う人がいるけど、
僕は何もしてあげられない。
ごめんなさい。
ただ、僕が言えることは、
人はいつでも死ねる。ってこと。
人は不平等にできてるけど、
時間の流れだけは平等だからね。
『必ず死ぬ』
と、
書いて『必死』。
人間って、
『必死』に生きるからこそ、
その生きざまは光を放つ。
僕は、
生きるために、生きることが…
『必死』と捉えてる。
でもね…
ここを間違えないで欲しいんだけど、
自分の人生なんだから、
自分なりの感性で、
自分なりの努力で、
自分なりのペースで生きればいい。
自分の大切な人生を
他人の物差しで測ることなんかない。
人生は自分次第なんだぜ。
色あせて消えていくより、燃え尽きた方がいい。
『いいんだぜ』
http://blog.goo.ne.jp/vaisraveena/e/fcc800c761912c93cd0386db93abc77c
『SNS狂騒曲』
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