White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
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地球へ・・・DVD vol.7感想 その2

2008年02月10日 | 感想 anime
今日は本編の感想を書きます


19話「それぞれの場所」
ジョミーとキースが自分たちのルーツとなった場所を破壊しに行く
言わば「過去との決別」をした話

印象的だったのが
ジョミーは「地球の座標を割り出すため」に
ミュウとしての出発点であるテラズ・ナンバー5を破壊しに行ったのに対して
キースは「グランドマザーに命じられ」て
自分の生まれた場所であるステーションE-1077を破壊しに行ったことと

2人のセリフ
ジョミー「ここから全てが始まった」
キース「ここで全てを終わらせる」

そして2人の行動
ジョミー:テラズ・ナンバー5を破壊した後、サムに貰ったリストバンドを置いて(落して?)きたのに対して
キース:ステーションE-1077を破壊する際にシロエの宝物だった絵本『ピーターパン』をシロエの部屋だった場所に置いてきたこと
でした

この話だけを見ても
2人が正反対のようで実はよく似てることが分かりますね


後は
ジョミーがテラズ・ナンバー5を破壊しに行ったときの
テラズ・ナンバー5がブルーの姿を借りて止めるように説得するシーン
実際のブルーなら絶対言わないようなセリフ満載なところが違和感バリバリで妙に楽しかったです



20話「決戦前夜」

自分の命を助けてくれた相手に対して『化け物』呼ばわりはどうかと思う
と、初っ端からキースに対しての愚痴が出ました

「不死身のキース」の立役者は間違いなくマツカなのに……
まぁ表立って動くのはセルジュだけどね
個人的にマツカとセルジュのコンビは好き
何か可愛らしいコンビが好みなのかもしれない


それにしてもキースって分からないキャラですね
マツカの言うように「死に場所を求めている」ようには見えないんだよなぁ……

あっ、マツカがキースの傍にいて命を助けてるのは
ひょっとして『いやがらせ』の意味も含まれているのだろうか……なんて、ふと思いついた

心が無いように見えるけどサムを見捨てないことから考えても有り得ない
サムといえば遊びに来る小鳥に「キース」「スウェナ」「ジョミー」と名付ける姿が哀しいですね
最後にキースにサムが言った「みんなともだち」
この言葉が人間とミュウの間で成立する時が来るのは、まだまだ先の話です



21話「星屑の記憶」

この話は新装版『地球へ…』2巻P285のトォニィのセリフ
「いつでも あなたの心はソルジャー・ブルーに帰って行くんだ」
を具現化したようなものでした

ブルーの言葉を思い出した後
「ブルー、貴方は生きている。今も僕の中に」

そして人間との戦いに赴くときのワープ前のセリフ
「ブルー、貴方の想いとともに飛びます。行きましょう地球へ――」
因みに、このシーン。次々に指示を出すジョミーと、長老たちが格好いい


そして……
やはりこの話といえばトォニィとアルテラでしょうか
とにかくアルテラが凄く可愛くて好き

戦闘機の調整をしているトォニィにちょっかいを出してみたり
(この時のヤエさんのボヤキが面白い)
人間との戦いの場面では
「トォニィは『私の』なんだからねー」
「トォニィに手を出すなー」
とにかく『トォニィ大好き』と身体全体で表現しているのがいい

そんなアルテラがセルジュに殺されました……
トォニィにとっては正しく『亡くして初めて分かる かけがえのない人』だったアルテラ
アルテラを失ったことでトォニィは暴走し始めます
あっという間に少なくとも3つの艦隊を殲滅させました
流石に「タイプ・ブルー」が暴走すると凄いことになるみたいですね


この時言ったキースのセリフ
「最早、人間から生まれた種族とは言えないな」

……

ステーションでの友人:スウェナさんから自分の養娘(レティシア)を助けてくれと言われ
「例外は認められない」
と言った挙句、対ミュウ戦の罠として利用する悪魔に「だけは」言われたくないセリフだなぁ

19話で明かされていたことなんですが
ジョミーとレティシア2人のミュウを育てていることになるパパ&ママ
19話の時点でジョミーと再会していたら……やっぱりアタラクシアを脱出していたんでしょうか?
それともアタラクシアに残ってミュウと生きることを選択したのでしょうか?
後者だったら救いはあるけど、もし前者だったら……救いがない話になっちゃいますね


今日はこの辺で