White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
最近はマイペースに更新中

『魔王』最終話 感想 その4

2008年09月13日 | 感想 drama
続き
以下、ネタバレあり






領からの手紙を読んで急いで現場に向かった
しおりが見たものは……
カップルの心中のように寄り添って死んでいた2人の姿でした
(これが、泣きながら笑いをこらえる事態になったシーン
そして直人の手には英雄のハーモニカが握らされていました
領は、どんな気持ちで直人に持たせたのでしょうね


最後のシーンは、しおりと係長の後日談でした
穏やかに笑うしおりが見られて良かったと思いました
係長が海を見ながら
「あいつ“ら”にも見せてやりたかった」
と、複数形で言ってくれたのが嬉しかった

その係長の家でハーモニカを手に取った
しおりが見たものがDVD特典で付くようです
もともとDVD買うつもりだけどさぁ
来年の1月まで分からないのは辛いよTBSさん

私的予想としては
英雄にとどめを刺したのは実は山野
という映像ではないかなぁと
何の根拠もなく思ってます
上手くすると直人は少年院に入れられるし
取り巻きの3人も大きい顔が出来なくなるって思ったのかもしれない
下手なことを言って自分がとどめを刺したのをバラしたくなかったから
証言できなかったのかなぁって

個人的には
直人が死んだあと一生懸命ドラム缶に凭れさせようとしている領の姿で
英雄のハーモニカを直人に持たせた理由がわかる映像
が見たいのですが
普通に考えて、そんなシーンはあり得ないでしょう?
まぁ楽しみに待ちますけどね


長々とした感想を読んで頂き
ありがとうございました
今日はこの辺で



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『魔王』最終話 感想 その3

2008年09月13日 | 感想 drama
続き
以下、ネタバレあり







領と直人の最後の対決は圧巻でした
とにかく凄いとしか言いようのないシーンで
ずっとドキドキしてました

「自分で終わらせないといけない」と言いながら
どうしても引き金を引けない直人
直人に引き金を引かせるために言葉を発していたものの
つい本音を話してしまう領

直人が「俺には殺せない」と銃を取り落とした
それを拾い「自分を許せない」という言葉と共に
こめかみにあて自殺しようとする領を
「自分で終わらせる」と言っていたはずの直人が止める

互いにギリギリの状態なんだという事が分かるシーン
これを圧巻と言わずして何という状態に
ただ×2引き込まれる自分

揉みあっているうちに誤って発砲された弾は直人の腹に当たり
山野に刺されたはずの領より早く瀕死の状態に陥る直人
「死なないでくれ」という領のセリフが胸を打ちます
好きで殺人計画を練っていたわけではない彼らしいセリフですね

救急車を呼ぼうと携帯を取り出した領を制して
「自分の為に生きて下さい」
そして
「俺の事も自分自身も許して下さい」
と言い残して絶命する直人
直人をドラム缶に座らせる形にして
自らも座り込んだ領が
「僕の事も自分の事も許して下さい」
と直人と同じことを言ってたのが印象的でした

長いですね
すいません
次で終わります



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『魔王』最終話 感想 その2

2008年09月13日 | 感想 drama
続き
以下、ネタバレあり






葛西と麻里は幸せになれるはずでした
例え葛西が暴力教唆で年単位で
実刑を食らったとしても麻里は待ってくれたと思う

領も実刑になると何年も会えないかもしれない事を伝えた上で
限られた時間ですが愛する人を大切にしてほしい
と保釈金を払って保釈させてくれました
その姿は正しく「天使の弁護士」の姿でした
自分は、しおりの事を大切にしてやれないから
せめて葛西には麻里の事を大切にして欲しいって
思ってる様が良く分って切なかった

だから麻里への指輪を購入後
山野に刺されてしまった葛西が可哀相でしたね
葛西の部屋で家主の帰りを心待ちにしつつ
料理を作っている麻里の姿も哀れで仕方なかった
彼女が彼の死を知ったら……そう考えるだけで辛い


途中までは癒しの空間だった領としおりのシーンは
最終話に向けて涙なしには見られなくなっていき
ついに最終話では涙の大安売りな状態になってしまいました

しおりは最後まで彼女なりに頑張ってましたね
何とかして領の歩みを光の方に向けたいと思っている彼女のセリフは
心に深く染みて思い出すだけで涙が出てきます
後ろから抱きついて必死な彼女の姿に
復讐を始める前に彼女に出会えていたら……
あり得ないことではありますが、つい考えちゃいます

そんな しおりに宛てた領の手紙の文面も泣けた
途中から復讐する事に対して
何度も揺れて迷っていた領の心情が書かれていたから
これが領の正直な気持ちなんだと思うと同時に
やっぱり領は死ぬつもりなんだと
前回見たときの予想が当たってると気付いて悲しくなりましたね

さらに続きます



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『魔王』最終話 感想 その1

2008年09月13日 | 感想 drama
昨日書いた通り
涙、涙の最終話でした
以下、ネタバレあります





典良が宗田殺害に使ったタバコを始末してなかった事に驚いた
なんかの事情で調べられたらバレちゃうのに……
まぁ、しおりのサイコメトリーでバレちゃってるけどね

芹沢パパが意外と長生きしましたね
前回、領=友雄と知った時に死なず
今回の典良の遺体を見て
心臓に異変が来るかと思いきや生き延びたので
本当に心臓が悪いのだろうかと疑っちゃいました
結局、典良が結婚した時の家族3人の笑顔の写真を見た時に
心臓発作が起こりましたね

典良の「直人、お父さんの事を頼む」というセリフと
自殺する際の紙に書かれていた
「お父さん、ご迷惑を掛けて申し訳ありません」という言葉

芹沢パパの「お前たちの為になると信じていた」と
「何があってもお前たちは私の息子だ」というセリフ

直人の「これから話したいことが沢山あったのに」
というセリフから見ても
芹沢家は感情の表現が非常に不器用ですよね
間違いなく愛しているはずなのに
その愛が伝わらないっていうのは悲しい事です


典良の自殺を知り動揺する領の姿は魔王の仮面が外れてましたね
そんな領に「これで満足ですか?」と詰め寄る係長は
傍目には酷いようにも映りますが彼も必死なんですよね
それは「芹沢を許してやってくれ
彼の苦しみが一番分かるのは真中友雄だけ」
というセリフで感じることが出来ます
その後の廊下で泣く直人の姿に
昔の自分の姿を重ね合わせていたのかもしれない
赤い部屋で暴れたシーンを見て、そう感じました

山野は途中から復讐を楽しんでいるように見えたのは
気のせいじゃあなかったんですね
領が復讐の連鎖から解き放ったのに自分から舞い戻ってきて
葛西に対して自分が手を下すって言っちゃった
どうやら彼は英雄の為ではなく自分の為に復讐していたようです
止めようとした領を刺した彼の末路は
葛西を後ろから刺したあと
(このシーン、とっさに『振り返れば奴がいる』を思い出しました
警察官に射殺されたとニュースで知らされただけでした

関係者を全て不幸に陥れたいと執念に近い思いを抱く彼は
学生時代、どれだけ悲惨ないじめを受けていたのでしょうね
彼もまた憐れな人だなぁと感じました

一旦切ります



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