今日は紅葉を見に行きました
結構遠くに行ったので疲れたけど
綺麗だったので良かったです
以下ss続き
「もしかして丁姫が?」
「この結界を少し傷つけてみます。苦痛を感じたらすぐに言ってください」
そう言うと昴流は左手で印をつくり呪を唱え始める。嵐には何の変化もないのを確認しつつ込める霊力を上げていく。
しかし、その結界はかなり強固で破れる気配をまるで感じない。
流石は夢見姫、そう簡単に結界を破らせてはもらえない。しかし陰陽術では結界破りに適した力もまた存在するのだ。
「余り『こちらの力』には頼りたくないんだけどな」
と独りごちると結界に触れる手を左手に変えた。そして目を閉じ、
「星史郎さん。力を貸してください」
と他人には聞こえない声で呟くと右手で自分の右瞼に触れ結界を突き破るように霊力をぶつける。
しばらくしていると右眼の奥に熱を感じ始めたものの構わず続けた。
右眼の熱は更に高くなり『何か』がそこから出たがっている気配を感じた。
能力者としての勘なのか、これは解き放った方がよいと判断して右手を離すと瞼をゆっくり開ける。
鳥型の式神が出てきて一気に結界に突っ込み、ヒビを入れた。
そのまま旋回すると昴流の肩へと舞い降りる。
この式神――種類はおそらく鷹だ――昴流には見覚えがあった。
「この式神は……あの時手伝ってくれたのは貴方だったんですね。星史郎さん」
式神が入れたヒビに右手を当てると普段使っている呪文を唱える。すると今度はあっさりと破れた。
「結界は消えました。行きましょう鬼咒さん」
「昴流さん。今の力は?」
力を失っていても流石は伊勢の巫女。式神が纏う霊力がいつもの昴流の力ではないと感じたようだ。
「色々落ち着いたら話します。今は貴方を『戻す』ことが最優先ですから」
昴流は再び嵐の手を取ると『道』を使って夢から引き上げる。
結構遠くに行ったので疲れたけど
綺麗だったので良かったです
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「もしかして丁姫が?」
「この結界を少し傷つけてみます。苦痛を感じたらすぐに言ってください」
そう言うと昴流は左手で印をつくり呪を唱え始める。嵐には何の変化もないのを確認しつつ込める霊力を上げていく。
しかし、その結界はかなり強固で破れる気配をまるで感じない。
流石は夢見姫、そう簡単に結界を破らせてはもらえない。しかし陰陽術では結界破りに適した力もまた存在するのだ。
「余り『こちらの力』には頼りたくないんだけどな」
と独りごちると結界に触れる手を左手に変えた。そして目を閉じ、
「星史郎さん。力を貸してください」
と他人には聞こえない声で呟くと右手で自分の右瞼に触れ結界を突き破るように霊力をぶつける。
しばらくしていると右眼の奥に熱を感じ始めたものの構わず続けた。
右眼の熱は更に高くなり『何か』がそこから出たがっている気配を感じた。
能力者としての勘なのか、これは解き放った方がよいと判断して右手を離すと瞼をゆっくり開ける。
鳥型の式神が出てきて一気に結界に突っ込み、ヒビを入れた。
そのまま旋回すると昴流の肩へと舞い降りる。
この式神――種類はおそらく鷹だ――昴流には見覚えがあった。
「この式神は……あの時手伝ってくれたのは貴方だったんですね。星史郎さん」
式神が入れたヒビに右手を当てると普段使っている呪文を唱える。すると今度はあっさりと破れた。
「結界は消えました。行きましょう鬼咒さん」
「昴流さん。今の力は?」
力を失っていても流石は伊勢の巫女。式神が纏う霊力がいつもの昴流の力ではないと感じたようだ。
「色々落ち着いたら話します。今は貴方を『戻す』ことが最優先ですから」
昴流は再び嵐の手を取ると『道』を使って夢から引き上げる。
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