【あれこれ】ピアッジオがベスパを生み出すまで

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1884

イタリア・ジェノヴァの工業地域

セストリ・ポネンテ。

 

リナルド・ピアッジオ氏による

造船業向けの木工製品工場設立が、

ピアッジオ社のはじまりです。

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1889　鉄道産業参入

1917　航空機機体製造開始

 

トスカーナ地方ポンテデーラ。

工業用地取得の為にピザ会社を買取った

その場所は、

現在の本社所在地であり、

今日まで続く起源が根付く事になります。

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1937

独自特許に基づく

エンジンおよび車両生産開始

 

ケーブルカー　登山鉄道　路面電車

トラック　トレーラー　トロリーバス 等、

輸送関連車両であれば

あらゆるものを生産したそうです。

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1938

創業者リナルド氏 逝去

 

後継者、

子息エンリコ・ピアッジオ氏による、

簡潔 低価格 簡便 な車両を

設計する事により、

誰でも扱える廉価な移動手段の供給に貢献する

という計画が始まります。

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1945

プロトタイプ製造

 

エンリコ氏の信念と、

近代ヘリコプターの父とも呼ばれる

航空技術者コラディーノ・ダスカリオ氏の

設計概念の下、

「ＭＰ６」と呼ばれ

ポンテデーラにて生まれたその原型は、

 

航空機や自動車にも用いられる

骨組みを用いず外板に強度をもたせた

スチールモノコック構造

 

駆動部を含め一体化し

後輪の上下運動に合わせて動く

スイングユニットのエンジン

 

スカートでも乗れると言われた

跨らず 足を揃えたままでも乗れる

ステップスルーフロア

 

パンク時のタイヤ交換を容易にする

前輪片持ちサスペンション

 

等、

極めて画期的な構造装備をもっていました。

 

上記構造は2020年以降（75年以上）も

ベスパの基本構成部分として

用いられております。

 

 

(c) Piaggio Group Japan

 

1946　一般発表

 

モノコックボディの

丸みを帯びた後部外観に、

２ストロークエンジン特有の

甲高いエンジン音を奏で、

機敏に走るその姿から

 

" Vespa "

雀蜂

 

と名付けられたその乗り物は、

大戦後の人々の生活に役立つ

実用二輪車として少しづつ普及。

 

やがて

世界的に認知される二輪車の一つに

なっていきます。

 

 

以降、

リナルド氏にはじまった

ピアッジオ社の歴史は、

豊かな創造性が生み出す技術作品の物語

として紡がれていきます。

 

 

 

【資料提供】

Piaggio Group Japan

 

 

VESPA ICHIKAWA

 

【あれこれ】現行ベスパに関して 2022年

 

 

夜長の一枚

 

2021年、

隣に モト・グッツィ の店舗ができました。

 

 

さて、2022年時点の 現行ベスパ は

 

無段階オートマチック

ボディサイズは 空冷 と 水冷 の 二種類

排気量は 125, 150, 300 の三種類

 

よりお選び頂けます。

 

 

PRIMAVERA

125cc 150cc

正統

 

空冷

春と名付けられ、

60年代から進化を続けている

ベスパを代表する一台。

 

 

SPRINT

150cc

颯爽

 

空冷

画像はS（スポーツ）仕様。

特別なモデルに用いられてきた

角目が特徴。

 

装飾品付加で印象が変わり易く、

EU圏ではプリマベーラより人気。

プリマベーラとは外装の違いのみ。

 

 

LX

125cc

温故

 

空冷

プリマベーラと同じエンジンを

一回り小さいボディとホイールに収め、

昔の小振りなベスパに近づけております。

 

 

GTS SUPER

150cc

知新

 

水冷

一回り大きいボディと

力のある水冷エンジンが

与えられた現在のラージベスパ。

 

実用から趣味、

いつもの日常から 新しい道ゆく週末 まで。

 

 

GTS SUPERTECH

300cc

最速

 

水冷

ツーリングの様な距離を走る事まで想定された

ベスパ最大排気量。

力に対し重量の軽さが生む

加速力と運動性能が特徴。

 

 

と、

大きく分けて ５つ の

個性的なモデルで構成されます。

 

ここに本年ですと

 

PRIMAVERA (RED)

125cc

 

SEI GIORNI II

300cc

 

といった

特別仕様車 や 限定車 が

色を添えます。

 

役立つ実用として

或いは新しい趣味としても

他に類似しない個性と共に

お愉しみ頂けると存じます。

 

 

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その他

 

（画像はイメージです）

 

〇

基本的に

車両 は ベトナム で生産され

アクセサリー は イタリア でまとめてから

届きます。

 

〇

50cc は2019年

2 STROKE および 250cc は2016年

にて 生産終了 しております。

 

 

〇

現行全モデルはそのボディの

約60%超が 鉄製 であり、

車の様に モノコック構造 です。

 

剛性の高さ や 寿命の長さ に加え、

ベスパの拘りの一つであり

鉄に塗装される事で実現される

色の綺麗さ

といった点が特徴です。

 

 

お客様お一人お一人の日々に合った一台を

ご案内できるよう努めて参ります。

 

今後ともベスパブランドを

よろしくお願い申し上げます。

 

 

グッドウッド二輪商会株式会社

ベスパ モトグッチ市川

 

〒272-0105

千葉県市川市関ヶ島16-8

TEL：047-307-8015

火～土曜　10:00～19:00

日曜祝日　10:00～18:00

月曜 および 第二、第三火曜 定休日

（祝日含み）

 

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【あれこれ】現行ベスパに関して 2018

 

（当記事は 2018年時点 のものです）

 

 

二階から一眼

 

店内二階は

弊社グッドウッドグループの本社に

なっております。

 

 

さて、現行ベスパは..

 

 

 

Mod - 王道

PRIMAVERA 50, 125

 

 

 

Max - 快速

SPRINT 150

 

 

 

Mad - 怪力

GTS SUPER 150, 300

 

と、

大きく分けて 三車種 が存在します。

 

 

946 ※ や Sei Giorni セイジョルニ

といった限定車がそれに加わります。

 

 

※ 946 は継続生産されている為、

厳密には限定車ではありませんが、

限定車に相応する

極めて少ない国内入荷数です。

 

 

さて、この内、

 

【イタリア製】

946

Sei Giorni

Primavera 50

 

【ベトナム製】

Primavera 125

Sprint 150

GTS Super 150, 300

 

となっております。

 

特殊車種 は イタリア

定番車種 は ベトナム

とも大別できます。

 

国内入荷される車両は

厳しい品質管理により、

生産国の違いがあっても

品質や故障率に差異はございません。

（ピアジオジャパン伺い）

 

 

 

実物をご覧になって頂いて、

或いはご試乗頂いても、

明確な品質差を

その外観や走りに見て感じて頂ける事は

恐らく無いのではなかろうかと存じます。

 

 

多様な車種より、

お客様お一人お一人の

日々に合った一台を

ご案内できるように努めて参ります。

 

 

グッドウッド二輪商会株式会社

ベスパ千葉市川

〒272-0105

千葉県市川市関ヶ島16-8

047-307-8015

 

 

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２ストローク ハンドシフト

空冷 混合給油

といった、

多くの方々のイメージの中のベスパは

残念ながら

既に生産が終了してしまっておりますが、

愛されながら築いてきた歴史を

現行車種達は受け継いでおります。

 

片持ちサスペンション

鉄製モノコックフレーム

の二点は

ファーストモデルが生まれた

1946年から変わっておりません。