恋するスミレ

  テレビの向こう側の人に恋に落ちるなんて思ってもみなかった。

あらためて、KINEJUN next

2011-10-06 | 向井くん雑誌
昨年末のクイックジャパン93から始まって、僕せか関連の出版物はかなり網羅してきました。葉田さんの原作本も文庫になる前の新装版で読んだし、雑誌が出る度に内容チェックを怠らず、オフィシャルガイドブックも、メイキングDVDも、前売り券に付いてくるおまけのDVDまでコンプ。
映画の宣伝番組も片っ端からチェックしていたし。

だから、はじめて劇場で本編を見たときは、正直はじめてみたような気がしなかったというか(笑)。

なので、しばらく本編以外の情報は入れないようにして何度か劇場に通っていて、ようやく本編オンリーをかみしめることが出来たような気がしました。

ボランティアとか、カンボジアの現状とか、そういった題材を扱っている作品を評するにはあまりふさわしくない言葉のような気がするけれど、私は青春映画としてチャーミングな作品だと感じました。笑顔のせいかな。

納得できたところで、メイキングを見直してみたりしました。
本編観てから見直すメイキング映像は、カットした部分などがどこに入るのかがよく分かって、また新たに楽しめたかも。

そして、映画の公開直前に発売されたこの雑誌。

4人のグラビアの良さにつられて購入したんですが、読み物部分を全部読んでなかったことを思い出して熟読☆

制作ドキュメント・ルポは、今まで読んだ何よりも詳しかった!
佐藤現プロデューサーと深作監督が葉田さんを口説いたところから、企画プロデュースの近藤さんと脚本家の山岡さんの産みの苦しみの話まで。
カットされた『ぶり大根』の詳細とか。

DVDはディレクターズカット版で発売されるといいなぁ。
いろいろカットしたシーンとか見せてもらえると嬉しい。

それから、相田冬二って人の作品評が載っていたんだけど、
誉めすぎず、的確。あ、でも落としてる訳じゃなくて、
この映画の本質を突いてると思う。私が思ったことと、ちょっと似てる気がする。
この人誰って思ったら、『息も出来ない』の脚本発案の人なんだ。
圧巻の文章力ですね・・・。