Giles Turner、David Hellier 平成31年03月30日 00:18
(ブルームバーグ): 国際サッカー連盟(FIFA)が目指す24チームによるトーナメント新設計画で、ソフトバンクグループが出資元から外された。ソフトバンクに分配される利益について複数の有力クラブが懸念を表明したことが理由だと、状況説明を受けた事情に詳しい関係者が明らかにした。
FIFAは250億ドル(約2兆7700億円)規模で新たな「クラブワールドカップ」を創設し、国際トーナメントを開催する計画を立て、これにソフトバンクが筆頭出資者として国際投資家コンソーシアムとともに参加する予定だった。
話し合いが非公開だとして匿名を条件に述べた関係者によると、一部のサッカークラブはソフトバンクが同計画を通じて受け取るとみられる利益について懸念を示した。
クラブから懸念を示されたFIFAは先週、トーナメント新設の改訂計画を発表したが、ここに投資家に関する情報は記載されていなかった。トーナメントはクラブチームだけが対象で、各国の代表チームは外された。
ソフトバンクが新計画の投資家から除外されたのかとの問いに対して、FIFAの広報担当者はコメントを控えた。ソフトバンクの広報担当者もコメントを拒否した。
備考:FIFAのサッカー界再編計画、欧州のプロサッカー団体が反対備考:ソフトバンク、FIFA新大会を検討する投資家グループに参画-FT
原題:SoftBank Said to Be Sidelined by Soccer Clubs in FIFA’s New Cup(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Giles Turner gturner35@bloomberg.net;ロンドン David Hellier dhellier@bloomberg.net
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