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偽SMSで個人情報狙う「スミッシング」が激化 携帯事業者装い新手口も

2019-04-16 11:12:02 | 国内

産経デジタル 4月15日 19:47


セキュリティ強化をうたい、NTTドコモをかたる偽SMSで誘導されるサイト画面(トレンドマイクロ提供、画像を一部加工しています)



 スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)を使って個人情報を盗み取ろうとする「スミッシング」と呼ばれるサイバー攻撃が激化している。宅配業者などをかたる従来型に加え、携帯電話事業者を装う新手口も登場。セキュリティー強化をうたった不正アプリをダウンロードさせるなど巧妙化しており、今後も被害が拡大する可能性がある。(橋本昌宗

 情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、SMSの偽メッセージにだまされて偽のインターネットサイトにアクセスした国内の携帯電話利用者数は、昨年1~3月には123件。これが同10~12月には4万3982件と、約360倍に急増した。

 目立つのが、実在する携帯電話の事業者を装う手口だ。たとえば、サービスや物を購入する際に携帯料金に上乗せしてまとめて支払うことができる「キャリア決済」のアカウントが、「不正利用されている可能性がある」と偽メッセージが届き、利用者を偽サイトに誘導。画面上でIDやパスワードを入力させ、盗み取る-というものだ。

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 こうして盗まれたIDなどが勝手に使われれば、知らないうちに決済で利用できる上限金額まで不正に使われ、携帯料金に上乗せされて多額の請求が来る可能性もある。
 加えて今年3月ごろからは、NTTドコモが実際に行っているセキュリティー強化サービスを装って偽サイトに誘導、不正アプリをダウンロードさせる手口も確認されている。

 このアプリは、スマホにダウンロードされると、利用者がすでに持っているアプリを不正なものと置き換え、ログイン用のIDやパスワードを盗み取ろうとする。置き換わったのがネットバンキングのアプリだった場合は、口座番号や暗証番号が流出する恐れもあるという。

 ダウンロードできるアプリに制限のない「android(アンドロイド)」のスマホだけでなく、公式ストアでしかダウンロードできないiPhoneに対しても、スマホを管理するOSの設定を不正なものに更新するよう誘導するケースが確認されている。

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 スミッシングは、平成29年ごろから被害が目立ち始めた。代表的なのは宅配業者の不在通知を偽装した偽メッセージを送って電話番号やID、パスワードを盗み取る手法で、今も継続している。関係者は「荷物は自分が頼んでいなくても誰かが送ってくる場合もあり、信じやすい」と分析する。

 攻撃方法が多様化・激化している背景には、パソコンに比べてセキュリティー意識が低いスマホが広く普及したことに加え、消費者への連絡にSMSを使う企業が増えたことがあるとみられる。

 トレンドマイクロの岡本勝之セキュリティエバンジェリストは、「(攻撃者は)どういう手口がだまされやすいか分析するため、さまざまな手法を試している」と指摘。「今後も攻撃は続く恐れがあり、届いたメッセージが正規のものかよく確認して、アプリや設定ファイルも必要なものかどうかよく確認してほしい」と呼び掛けている。


 スミッシングの被害に遭わないようにするにはどうしたらいいのか。トレンドマイクロは、そもそも心当たりのないメッセージに書かれたサイトにアクセスしないことを呼びかける。
 メッセージの文面が日本語としておかしいものや、送信元が意味不明な文字の羅列になっているなど、不審点に気づきやすいメッセージもあるが、巧妙に作られている場合、見かけだけでは判断できないためだ。

 アプリのダウンロードを促される場合は、メッセージで誘導されたサイトからではなく、公式アプリストアからダウンロードするようにし、スマートフォンにウイルス対策ソフトを導入することも効果がある。
 不正アプリをダウンロードしてしまったらすぐに削除し、スマホで設定しているパスワードなどを変更することで情報を盗み取られても被害を防ぐことができる。


 スミッシング スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)と、偽サイトに誘導して個人情報やID、パスワードなどを盗み取る「フィッシング詐欺」を合わせた造語。SMSは電話番号だけで送信できるため、ランダムに番号を打ち込めば簡単に送ることができる。

スミッシング攻撃している「近隣諸国」ブラックハッカー集団
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/19928
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/20767
資料提供 トレンドマイクロ社



両陛下、思い出の旧正田邸跡地をご散策

2019-04-16 00:39:45 | 国内

産経デジタル 平成31年4月13日 19:15


旧正田邸跡地に整備された公園「ねむの木の庭」を訪問された天皇、皇后両陛下=13日午後、東京都品川区(納冨康撮影)

旧正田邸跡地に整備された公園「ねむの木の庭」のご訪問後、親族の家に立ち寄られ、皇居へ戻る際に沿道の人々に手を振られる天皇、皇后両陛下=13日午後、東京都品川区(納冨康撮影)


 天皇、皇后両陛下は13日、皇后さまの生家である旧正田邸跡地に整備された東京都品川区の公園「ねむの木の庭」を私的に訪問し、散策を楽しまれた。
 公園は皇后さまが作詞された「ねむの木の子守歌」にちなんで命名され、皇太子妃時代に英国から贈られたバラ「プリンセスミチコ」や、皇后さまのお印であるシラカバのほか、ネムノキなどが植えられている。


 公園では、皇后さまが管理者からプリンセスミチコなどで作られた花束を受け取られた。続いて両陛下は園内を約10分間ご散策。ネムノキの前では、皇后さまが「これから今年も咲くのかしら」と話されていたという。
 これに先立ち、両陛下は同日、高島屋日本橋店(中央区)を訪れ、天皇陛下の即位30年と両陛下の結婚60年を記念した特別展をご覧になった。

 


中西進氏、“新元号・令和の考案者”を否定 「つくるのは神や天」

2019-04-16 00:28:53 | 国内

産経デジタル 4月14日 17:58

新元号「令和」に関する企画展の解説会を開いた中西進氏=14日午後、富山市


 新元号「令和」の考案者との見方が出ている中西進氏(89)が14日、館長を務める富山市の「高志の国文学館」で新元号に関する企画展の解説会を開き、「(令和の考案者は)私ではないのですよ」と述べた。「(元号を)つくるのは神や天」とも語った。


 中西氏は企画展の展示資料を説明した後、自ら元号に言及。「誰かが考えたとしても、粘土細工の粘土を出しただけ」と話し、考案者について明言を避けた。


日韓は「背向けられぬ隣国」 韓国首相側近が大使と登山

2019-04-16 00:21:34 | 海外ニュース

産経デジタル/共同通信社 平成31年4月14日 21:05

登山中に記念撮影する、韓国・李洛淵首相の秘書室長を務める鄭雲鉉氏(右)と長嶺安政駐韓大使。鄭氏のフェイスブックに投稿された(聯合=共同)


 韓国の李洛淵首相の秘書室長を務める鄭雲鉉氏は14日までに、長嶺安政駐韓大使と共にソウルの山に登ったとして、自身のフェイスブックに写真付きで投稿した。日韓関係について、元徴用工訴訟の判決を巡ってぎくしゃくしているものの「いやが応でも背を向けることのできない隣国だ」と書き込み、改善に意欲を示した。


 鄭氏は投稿で、日韓の歴史問題は「過去の出来事にとどまらず現在進行形だ」とし、「きちんと解決されなかった過去の歴史は現在の出来事としてよみがえり、議論の的になりがちだ」と指摘。
 その上で、日韓は依然として経済的、社会的に互いに重要な存在だとの見方を示し、両国関係が良かった時代の再来は「両国の努力、その中でも特に日本の努力が加われば可能になり得る」と訴えた。

「そんな日が遠くないうちに来ることを望みつつ、私たち2人が懸け橋の役割を果たせるならこの上なくうれしい」と締めくくった。(共同


中国、東欧・バルカンで足場固め 16カ国と協力確認

2019-04-16 00:12:43 | 国際情勢

産経デジタル 平成31年4月13日 14:56


 【ベルリン=宮下日出男】中国と東欧16カ国による首脳会議が12日、クロアチアのドブロブニクで開かれ、協力推進を確認する共同声明を採択した。中国は巨大経済圏構想「一帯一路」で欧州の要路にあたる東欧やバルカン半島で存在感を高めており、足場固めを図った形だ。中国への対応で足並みが乱れる欧州連合(EU)は警戒をさらに強めそうだ。

 首脳会議は2012年から毎年開催され、「16+1」と呼ばれる対話の枠組み。EU加盟の11カ国とEU加盟を目指す西バルカンなど5カ国が東欧側のメンバー。今回の会議でギリシャが来年から正式メンバーになることが決まった。

 

 議長国クロアチアのプレンコビッチ首相は「『16+1』は新たな絆を築いてきた」とし、16カ国への中国投資がこれまでに「100億ドル(約1兆1千億円)」に上ったと強調。ロイター通信によると、中国の李克強首相は「貿易を増やし、われわれの経済を結びつけねばならない」と述べた。
 中国はすでにギリシャの主要港を掌握しており、バルカン半島は物資を欧州に運ぶ重要な陸路となる。セルビア・ハンガリー間では高速鉄道建設が一部で始まり、中国は周辺国のインフラ整備にも協力する。
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 李氏は先立つ9日のEUとの首脳会議で、中国の政治・経済的影響力の増大に警戒を高めるEUに対し、投資協定交渉の加速を約束するなどして歩み寄りをみせ、協調維持を図ったばかり。11日にはクロアチアがEUの補助を受け、中国企業が落札した橋の建設現場を訪れ、「EUと中国の協力を示す事業」とアピールした。

 

 一方、モンテネグロで高速道路建設のために中国から受けた融資で政府債務が急増し、返済が不安視されている。西欧より開発が遅れた東欧は中国の協力を重視するが、履行されない約束などもあり、中国への期待には参加国間で温度差が出ているともいわれる。