産経デジタル 平成31年4月22日 22:45
仕事を休んでいたアルバイトの女性への休業手当を適切に支払っていなかったとして、高松労働基準監督署が3月、NHK高松放送局に対し労働基準法違反で是正勧告していたことが22日、関係者への取材で分かった。NHKは取材に対し「是正勧告を受けたことを重く受け止めている。給与の支給は既に終えている」としている。
関係者によると、女性は昨年8月から勤務していたが、12月に体調を崩して休むようになった。約1カ月後に放送局側に復帰の意思を伝えたが休むように言われ、収入がなくなったとして今年2月に高松労基署に相談した。女性は体調不良の理由について、上司から「気持ち悪い」と暴言を吐かれるなどパワハラを受けたと説明。この点に関してNHKは「関係者のプライバシー保護の観点から答えは差し控える」としている。