弦楽器を弾く日々

街のヴァイオリン弾きの日常

演奏のお仕事

2024-10-14 04:23:00 | ヴァイオリン
久々に行ってきました。
弦楽四重奏です。

ヴァイオリンはいつものコンビなんですが、ヴィオラとチェロは毎回人選に困っていて。知人にちょうどいいバランスタイプがいないんです…
チェロは特に頭数が少ないですからなかなかいません。音色は良いけど音程が悪い、迫力あるが注意事項覚えられないリセット型、淡々と弾いて落ちないけどメリハリ無くブレたりするなど。
こんな事言うと怒られるかもしれませんが、チェロって何故か日本のプロとして活動されている方でもめちゃくちゃ上手い!という人がいないじゃないですか、コンクール入賞などして上手いと言われている人は他にもおられるでしょうけど、わあ!これぞチェロ!と思う日本人奏者は個人的に1人しか思い浮かばない…名前は出しませんが、圧倒的にずば抜けてるなと思ってます。ヨーロッパなどで十分通じるテクニック、メロディックさと分厚さだろうに何故日本メインに?と不思議なんです。
まあ、専門外の感想ですから、それだけなんですがね。一個人の感想です。だから、チェロって相当難しいということなんですかね。

大学の時、チェロの学生が一人しかおらず、失礼かもしれませんが何故入学出来たのだろうという出来でも、やはり皆彼女には甘いんですよ、いなくなると困るから。あと物凄く美人でした。
私もチェロやってればもう少し活躍出来ただろうか。日本であれば。怒られますね😅いやでも、わかる人いないかなこの話。なんとなく様になるというか、ピアノと同じで、一般的に問題無いと判断される幅が広い楽器というか。その代わり、トップと言われる層は物凄く狭い。

そう考えたら、ヴァイオリン勢はなかなか上手な人が多いですよね。
本場の奏者のような雰囲気の演奏の人はなかなかいないけど、それでも日本人の出来って凄いんだなとふと思いました。無難にまとまっていて上手というか。ヴァイオリンは一定以上まで鍛えるのは辛いけどそこからは割と楽というか幅広く認められやすく、さらに上になると同じように極狭な世界ですが、その一般的に上手だねと言われる範囲って楽器事に違いますよね。

話がズレにズレまくりましたが何の話しかというと、まあ、今回あまり出来がよろしくなくてですね、個人的に不完全燃焼でした。場所は弾きやすいのは弾きやすかったし、音が離散しすぎない点は良かった、ただ我々としては合ってないんですよね。聴こえなくもないけど遠鳴りしているような、薄い壁一枚あるようなそんな感じ。

何度か一緒にやってるチェロさんでもブレブレだしあまり音も聴いてくれなかったので今回本当に合わなかった。不調?緊張?
チェロがブレると極端な話もう駄目なんですよね。わかりやすく崩壊なんてことはしないけど、私としては崩壊に片足突っ込んでるようなものです。
ヴィオラは知人の講師にお願いしましたが、初めて練習時合わせた時に、致命的な部分が見つかりまして。その面子で何度もやるという慣れも関係あるかもしれませんが、一言で言うと合わせるセンス(応用力)が無い(もう一人のvn奏者談)と。どの口が言ってんだって話なんですが、私よりも経験あるだろうにあの状態という事は、キャラクターみたいなもので、性格みたいなもので、おそらく今後伸び代は無いと思った方がいいみたいな話をされて、期待していた分少々ショックというか。ショック?いや、なんて言えばいいんでしょうねこの気持ち。
別に私たちヴァイオリン勢も完璧な人間ではないので、完成度はそこまで求めていません、最初から自分たちの限度もある程度はわかっています。だけども、出来るだけ良いものにはしたいじゃないですか。そうなった時に、技量、熱量、センスは似ている者同士でないと、結局クオリティとしては良いものになりにくいわけです。
仕事なら最低限のクオリティ必要ですよね?
じゃあ遊びならいいかと言われたら、私としては仕事よりも甘くなるのはわかりますが、なんとなくやるという無駄な時間と労力の浪費は嫌いなので、そこも、結局同じ熱量の人たちでやるのが良いと思うわけです。
楽しければ良い、わかりますよ、私も楽しい方が良いに決まってます。だからと言って、音程外しまくったりズレていてもなんか違和感でもいいでしょという態度だったら、それならば1人で弾いた方がいいのでは?と思うのです。誰かと演奏するという配慮や兼ね合いを考えないのなら最初から1人の方がいい。

なんだかんだ言いましたが、不満タラタラに見えるかもしれませんが、不満なわけではないんですよ別に。怒ってもいません。
私の理想が高いんですかね、だからと言って相手に求めてどうこう言い続けたりはしていません。すぐに直せそうな事は言いますけど、そうで無い事をごちゃごちゃ言ったって相手からしたら鬱陶しいじゃないですか。

以前某ボランティアグループで愛好家のチェリストが「そこの和声合ってる?嫌い」と言った事がありました。他のメンバーは特に問題無いような顔をして、私も音程的にも問題無く聴こえましたが、彼女は私に何度か「嫌い」と言うんです。だから?という話じゃないですか、好き嫌いの話をされても、で、どうしろと?となるじゃないですか。自分が高く取ります低く取ります、もしくは相手に高く取るか低く取るかお願いする、ならわかりますよ、したい事が。おかしくなくても一度やってみましょうかと言えますが、嫌いと言われても…という感じで、伝え方云々の前に耳の聴こえ方も同等程度じゃないと厄介なものだなと思った事がありました。

合奏って、楽しいけどめちゃくちゃ面倒臭いものですよね。なんでもありで適当にやって合うくらいの相性の良さがあればいいですけどもね。


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