弦楽器を弾く日々

街のヴァイオリン弾きの日常

ほぼ練習してないけどとりあえず行く

2024-12-14 18:04:00 | 練習備忘録
この2週間全くと言っていいほど練習しておらず。海外に数日滞在からの、実家との行き来、モチベ低下気味、風邪、指炎症、全部3週間の間にバッと詰め込んだ感じ。暇なのか忙しいのかわからないな。

そんな状態でもとりあえず師匠の元へ。何しに行くんだと思いつつも、とりあえず行ってコテンパンにされようと。
プラス訳ありで初めてレベルの大遅刻かましまして、もう向かってる途中メンタル落ちてましたが、着くなり頭下げ10分でいいからお願いしますと言ったんですけども、今日はなんだか師匠の機嫌が良くて時間もまだあるからとラッキーなことにいつも通りの時間くらい見ていただけました。

練習してない割に指が回ったのが幸いで。呆れられる覚悟で弾いた方が肝がすわっていいってこと?前に注意されていた箇所が少し改善されていたというか。
たまにありますよね、練習してない期間があったも久々に弾くとなんか出来るみたいな時。体が5分10分程度の細かい部分練習を覚えてるのかなと思っています。通しで復習出来なくても時間が無い時は超抜粋でなんとかなる(正確にはなんとかなってないので、練習は大事)

今の課題曲は技術を上げるための超絶技巧と言われているうちの1曲ですが、めちゃくちゃ苦手で。私サンサーンス無理かもしれません。超絶技巧なんか弾くタイプでも無いしそもそも三拍子とか特にですが、ノリが必要な拍が苦手(致命的)、典型的なワルツが苦手な日本人て感じです。
聴いているだけだと、難しそうだけどパガニーニやイザイみたいな難しさではなくある程度歌えるものなのでなんとかなるレベルかななんて勝手に思っていたのですが、これを完成度上げるってめちゃくちゃ難しいと壁を感じてます。超絶技巧と言われるだけある、ただ弾くだけならいいんですけど、細かい事を放棄すると「それ学生とか音大生みたいな弾き方!やり直し」と言われるんで、めちゃくちゃ時間かかってます。もう個人的にどうにもならないので諦めながら弾いてます。この曲は私には完成出来なさそうなのでそろそろ次の曲行きましょうみたいな。出来るように淡々と練習はしますが気持ちだけはそんな感じです。とりあえずなんとなく弾けるようにはするけど、満を持して披露出来るくらいに完成させるのは無理そうです。

キリがないですよね本当。レベルを上げても、一流大学出ても、仕事が無い人が沢山いる世界。
クラシックを本格的にしようと思うと、音楽だけやっていればいいような、お金と時間が有り余る人がやる完全貴族文化だなあとつくづく感じます。

学生の頃の、なんとなくやってなんとなく出来た気になってるくらいが1番平和でした。楽しいのは今の方が断然楽しいですけどね。


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