●竹葉(ちくよう)
・ちく‐よう〔‐エフ〕【竹葉】 の解説
1 竹の葉。
2 マダケ・ハチクなどの葉。漢方で解熱・利尿薬などに用いる。
3 酒の異称。
「―の一滴を玉なす金盃に移し」〈浮・一代女・一〉
酒の別称。又は酒を入れる竹筒の容器をさす。転じて、弁当の意味をも持つ。
・
・竹葉(チクヨウ、ちくよう):漢方薬、生薬の通信販売
https://www.kanpoyaku-nakaya.com/tikuyou.html
竹葉(チクヨウ、ちくよう):イネ科のハチク(淡竹)の葉のことを竹葉(ちくよう)といっている。
第三類医薬品
イネ科のハチク(淡竹:Phyllostachys nigra)の葉のことを竹葉(ちくよう)といっている。
いわゆる竹の葉である。
イネ科のササクサ(淡竹葉:Lophatherum gracile)の全草は淡竹葉という。ササクサはササに似た葉をもつ背の低い草。
日本の市場で竹葉といえばササクサのことである。
ハチクは中国原産であるが、日本にも野生化しており、モウソウチク、マダケとともに三大竹の一つで、呉竹とも呼ばれる。
上下の太さが一様で、硬くて細割れしやすいので茶筅や菓子容器にも利用される。
ハチクの内皮は竹茹(ちくじょ)、あぶって流れ出た液は竹瀝(ちくれき)といっている。
葉の成分にはトリテルペンのグルチノール、グルチノンなどのほかペントーザン、リグニンなどが含まれる。
ハチク(淡竹)は清熱除煩目的で、銀翹散や竹葉石膏湯に配合される。
ササクサ(淡竹葉)は清熱よりも利水通淋が主となる。湿熱によく適応する。
・
・ ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬の主治・商品説明
http://www.halph.gr.jp/goods/kan612.html
高熱、多汗とともに、はげしい口渇、多飲、口や咽の乾燥感、口唇の乾燥
・ 処方名:竹葉石膏湯( ちくようせっこうとう )
●高熱、多汗とともに、はげしい口渇、多飲、口や咽の乾燥感、口唇の乾燥、やせる、乾咳、息切れ、倦怠無力感などの熱盛の気陰両虚を呈する方に用います。
●ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬は傷寒だけでなく、あらゆる熱病、火邪、暑熱に際し元気と津液が損傷された方(気陰両虚)に用いられます。
●ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。
出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 by校訂 東漢・張機(仲景)著。原著は《傷寒雑病論》という。北宋の王叔和は《金匿玉函要略方》全3巻を記録し伝えた。その伝本を林億らは《金匿要略方論》と改名した。全25巻、方剤262方、内科雑病、婦人科、救急、飲食禁忌などについて述べられている。漢代以前の豊富な臨床経験を総結し、弁証論治および方薬配伍の一般原則を記している。→処方使用期間:1767年間
・竹葉石膏湯 (ちくようせっこうとう) - 小太郎漢方製薬|漢方処方解説
https://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/tikuyosekko-exp.html
竹葉石膏湯 (ちくようせっこうとう).
【処方コンセプト】風邪の後に、いつまでも残るしつこい咳に。
発熱後、熱は下がったけれど咳だけが残り今ひとつ体調が良くない。 原因は、体の奥に残っている熱です。この熱が体を潤す体液を減らすことにより、体の中は乾燥してきます。 その結果、気管支が乾燥し、敏感になり、炎症を起こし、少しの刺激で咳が出やすくなってしまいます。 竹葉石膏湯は体液を増やし気管支を潤して、炎症を鎮め、風邪の後にいつまでも残るしつこい咳を鎮めます。
竹葉石膏湯適応症
◆出典の『傷寒論』『差後労復』には「傷寒、解する後、虚羸(キョルイ)、少気、気逆、吐せ んと欲する者、竹葉石膏湯之を主る」とあり、急性疾患の回復期に現れてくる、咳や息切れ、疲労感に使用することがわかる。
虚羸:やせ細っている状態 少気:呼吸が短く、弱い 気逆:咳、のぼせなどの症状
◆咳は大きく分けると乾性の咳と湿性の咳の2つに分けることができる。
乾性の咳の特徴 (竹葉石膏湯タイプ)
①顔を真っ赤にして激しく咳込む。
②痰の量は少なく、粘く切れにくい。
③喉が渇いたり、詰まったりなどの違和感がある。
湿性の咳の特徴 (小青竜湯タイプ)
①痰はサラサラしていて無色、量が多い。
②鼻閉を伴うことが多い。
◆竹葉石膏湯は麦門冬湯の加減方でもある。
麦門冬湯ベースで考えると乾性の咳に使用する。
その際は麦門冬湯より口渇、口中や唇の乾き、汗をよくかくなどの熱症状が強いことを目標とする。
・
・竹葉 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/竹葉
竹葉.
竹葉(ちくよう).
・竹の葉。詳しくは竹を参照。
・酒の別称。又は酒を入れる竹筒の容器をさす。転じて、弁当の意味をも持つ。
・特にヤリイカを材料としたスルメ。
竹葉(たけは,たけば,ちくば).
日本人の姓(竹葉多重子、竹葉リサなど)。
・
・竹(タケ) https://ja.wikipedia.org/wiki/竹
広義には、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物のうち、木本(木)のように茎(稈)が木質化する種の総称。
本項では便宜上、狭義のタケを「タケ」、広義のタケを「タケ類」と表し、タケ類全体について述べる。ただし、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもあるので、注意を要する。漢字の「竹」は人文・産業的な文脈に限って用いる。
・
・生薬 https://ja.wikipedia.org/wiki/竹#生薬
・ハチクまたはマダケの葉は、竹葉(ちくよう)という生薬で、解熱や利尿の作用がある。
・葉を酒に漬けて香りを付けた竹葉青というリキュールが中国にある。
・ハチクまたはマダケの茎の外層を削り取った内層は竹茹(ちくじょ)という生薬で、解熱、鎮吐などの作用がある。
・タンチク、 ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。
・繊維原料
竹の内側にある薄紙と、竹を発酵させて得た繊維を漉いて作った紙を竹紙と呼ぶ。
詳細は「竹紙」を参照
中国四川省や広西チワン族自治区などの一部製紙工場は竹を原料としたパルプを製造し、紙にまで加工している。
・バイオ燃料
他の植物と同様に、発酵させるとエタノールを得られ、バイオ燃料として利用できる。静岡大学では、超微粉末にする技術と、強力に糖化する微生物を探すなどで、糖化効率を従来の2%程度から75%に高めた。3年間でさらに効率を80%まで高め、1リットル当たり100円程度の生産コストを目指している。
研究チームの試算では、国内には約9,300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。
除菌・消臭・防虫・土壌改良
竹酢液は除菌・殺菌や消臭剤、防虫剤として使われる。
大阪府吹田市には、竹関連製品を開発するタケックス・ラボという会社があり、モウソウチク表皮抽出物から除菌剤やハンドソープなどを製造している。
粉末にした竹(竹粉)は土壌改良に使われる。堆肥などとともに農地にすき込むことで、土中に空気の層ができて農作物の根の張りが良くなるほか、竹粉に付着している乳酸菌が病原菌や雑草を抑える効果がある。
・
・竹紙 https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙
竹紙(ちくし)
竹紙 (紙) - 竹を原料として作った紙
竹紙 (竹の内側の皮) - 竹の内側から取れる薄皮
・
・竹紙 (紙) https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙_(紙)
竹紙(ちくし)は、竹の表皮や竹の子の繊維を原料として作った紙。
竹を半年から1年ほど水に漬けて発酵させた後に取り出し、洗ってから煮る。
これを木槌で打って繊維を取り出し、水に放して紙に漉く。
使う竹の種類や部位、製法により風合いは様々である。
主として中国の江南や四川省などで作られ、東南アジア(ラオスやミャンマー)にも存在する。
日本にも平安時代までに伝わり、和紙の一種として現代に至るまで作られている。
薄く破れやすいが墨引が良く、虫に対して丈夫なために書画に用いる紙として文人たちに愛された。
中国において、古くは東晋で竹の産地として知られていた会稽郡の竹紙が著名であった。
脆弱性と耐久性の無さから長く下質な紙として扱われてきたが、北宋時代に改良が加えられて、より丈夫になった。
また、王安石や蘇軾がその光沢や墨の発色ぶりと保色性を高く評価してこれを愛用したことから、従来の高級紙であった藤紙や麻紙に代わって、書簡や書画に用いられるようになった。
・
・竹紙 (竹の内側の皮)
https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙_(竹の内側の皮)
竹紙(ちくし)は、竹の内側から採れる薄皮。
笛の一種明笛にはこの竹紙を張るための響穴があり、
吹いた際に竹紙が振動することにより独特の音が出、より音が響く。
竹紙の薄く、また空気を通さず、唾で容易に張り付くといった性質を
利用したものであり、淡竹や黒竹のものが使用されている。
特に有用な代用品は無く、手に入らない場合苦肉の策として
セロハンテープを張る者もいるが、十分な振動が得られないため音が悪く、
笛の表面を傷めることもあるため、好ましくない行為である。
こういった笛は、竹紙を採取しなければならないこと、
うまく調整して張る技術が必要とされること、
破れやすいこと、
乾湿により響きが変わることなど、
手間がかかるものであるため現在は広く使用されているものではないが、
長崎の竹ん芸、日田祇園祭、唐津くんち、浜崎祇園山笠などの
祭囃子で聴くことができる。
張り加減の好みについては、地域や地区により異なる。
そのほか、漢方においては強壮剤としても使用されている。
・ちく‐よう〔‐エフ〕【竹葉】 の解説
1 竹の葉。
2 マダケ・ハチクなどの葉。漢方で解熱・利尿薬などに用いる。
3 酒の異称。
「―の一滴を玉なす金盃に移し」〈浮・一代女・一〉
酒の別称。又は酒を入れる竹筒の容器をさす。転じて、弁当の意味をも持つ。
・
・竹葉(チクヨウ、ちくよう):漢方薬、生薬の通信販売
https://www.kanpoyaku-nakaya.com/tikuyou.html
竹葉(チクヨウ、ちくよう):イネ科のハチク(淡竹)の葉のことを竹葉(ちくよう)といっている。
第三類医薬品
イネ科のハチク(淡竹:Phyllostachys nigra)の葉のことを竹葉(ちくよう)といっている。
いわゆる竹の葉である。
イネ科のササクサ(淡竹葉:Lophatherum gracile)の全草は淡竹葉という。ササクサはササに似た葉をもつ背の低い草。
日本の市場で竹葉といえばササクサのことである。
ハチクは中国原産であるが、日本にも野生化しており、モウソウチク、マダケとともに三大竹の一つで、呉竹とも呼ばれる。
上下の太さが一様で、硬くて細割れしやすいので茶筅や菓子容器にも利用される。
ハチクの内皮は竹茹(ちくじょ)、あぶって流れ出た液は竹瀝(ちくれき)といっている。
葉の成分にはトリテルペンのグルチノール、グルチノンなどのほかペントーザン、リグニンなどが含まれる。
ハチク(淡竹)は清熱除煩目的で、銀翹散や竹葉石膏湯に配合される。
ササクサ(淡竹葉)は清熱よりも利水通淋が主となる。湿熱によく適応する。
・
・ ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬の主治・商品説明
http://www.halph.gr.jp/goods/kan612.html
高熱、多汗とともに、はげしい口渇、多飲、口や咽の乾燥感、口唇の乾燥
・ 処方名:竹葉石膏湯( ちくようせっこうとう )
●高熱、多汗とともに、はげしい口渇、多飲、口や咽の乾燥感、口唇の乾燥、やせる、乾咳、息切れ、倦怠無力感などの熱盛の気陰両虚を呈する方に用います。
●ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬は傷寒だけでなく、あらゆる熱病、火邪、暑熱に際し元気と津液が損傷された方(気陰両虚)に用いられます。
●ウチダ 竹葉石膏湯 煎じ薬は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。
出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 by校訂 東漢・張機(仲景)著。原著は《傷寒雑病論》という。北宋の王叔和は《金匿玉函要略方》全3巻を記録し伝えた。その伝本を林億らは《金匿要略方論》と改名した。全25巻、方剤262方、内科雑病、婦人科、救急、飲食禁忌などについて述べられている。漢代以前の豊富な臨床経験を総結し、弁証論治および方薬配伍の一般原則を記している。→処方使用期間:1767年間
・竹葉石膏湯 (ちくようせっこうとう) - 小太郎漢方製薬|漢方処方解説
https://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/tikuyosekko-exp.html
竹葉石膏湯 (ちくようせっこうとう).
【処方コンセプト】風邪の後に、いつまでも残るしつこい咳に。
発熱後、熱は下がったけれど咳だけが残り今ひとつ体調が良くない。 原因は、体の奥に残っている熱です。この熱が体を潤す体液を減らすことにより、体の中は乾燥してきます。 その結果、気管支が乾燥し、敏感になり、炎症を起こし、少しの刺激で咳が出やすくなってしまいます。 竹葉石膏湯は体液を増やし気管支を潤して、炎症を鎮め、風邪の後にいつまでも残るしつこい咳を鎮めます。
竹葉石膏湯適応症
◆出典の『傷寒論』『差後労復』には「傷寒、解する後、虚羸(キョルイ)、少気、気逆、吐せ んと欲する者、竹葉石膏湯之を主る」とあり、急性疾患の回復期に現れてくる、咳や息切れ、疲労感に使用することがわかる。
虚羸:やせ細っている状態 少気:呼吸が短く、弱い 気逆:咳、のぼせなどの症状
◆咳は大きく分けると乾性の咳と湿性の咳の2つに分けることができる。
乾性の咳の特徴 (竹葉石膏湯タイプ)
①顔を真っ赤にして激しく咳込む。
②痰の量は少なく、粘く切れにくい。
③喉が渇いたり、詰まったりなどの違和感がある。
湿性の咳の特徴 (小青竜湯タイプ)
①痰はサラサラしていて無色、量が多い。
②鼻閉を伴うことが多い。
◆竹葉石膏湯は麦門冬湯の加減方でもある。
麦門冬湯ベースで考えると乾性の咳に使用する。
その際は麦門冬湯より口渇、口中や唇の乾き、汗をよくかくなどの熱症状が強いことを目標とする。
・
・竹葉 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/竹葉
竹葉.
竹葉(ちくよう).
・竹の葉。詳しくは竹を参照。
・酒の別称。又は酒を入れる竹筒の容器をさす。転じて、弁当の意味をも持つ。
・特にヤリイカを材料としたスルメ。
竹葉(たけは,たけば,ちくば).
日本人の姓(竹葉多重子、竹葉リサなど)。
・
・竹(タケ) https://ja.wikipedia.org/wiki/竹
広義には、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物のうち、木本(木)のように茎(稈)が木質化する種の総称。
本項では便宜上、狭義のタケを「タケ」、広義のタケを「タケ類」と表し、タケ類全体について述べる。ただし、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもあるので、注意を要する。漢字の「竹」は人文・産業的な文脈に限って用いる。
・
・生薬 https://ja.wikipedia.org/wiki/竹#生薬
・ハチクまたはマダケの葉は、竹葉(ちくよう)という生薬で、解熱や利尿の作用がある。
・葉を酒に漬けて香りを付けた竹葉青というリキュールが中国にある。
・ハチクまたはマダケの茎の外層を削り取った内層は竹茹(ちくじょ)という生薬で、解熱、鎮吐などの作用がある。
・タンチク、 ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。
・繊維原料
竹の内側にある薄紙と、竹を発酵させて得た繊維を漉いて作った紙を竹紙と呼ぶ。
詳細は「竹紙」を参照
中国四川省や広西チワン族自治区などの一部製紙工場は竹を原料としたパルプを製造し、紙にまで加工している。
・バイオ燃料
他の植物と同様に、発酵させるとエタノールを得られ、バイオ燃料として利用できる。静岡大学では、超微粉末にする技術と、強力に糖化する微生物を探すなどで、糖化効率を従来の2%程度から75%に高めた。3年間でさらに効率を80%まで高め、1リットル当たり100円程度の生産コストを目指している。
研究チームの試算では、国内には約9,300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。
除菌・消臭・防虫・土壌改良
竹酢液は除菌・殺菌や消臭剤、防虫剤として使われる。
大阪府吹田市には、竹関連製品を開発するタケックス・ラボという会社があり、モウソウチク表皮抽出物から除菌剤やハンドソープなどを製造している。
粉末にした竹(竹粉)は土壌改良に使われる。堆肥などとともに農地にすき込むことで、土中に空気の層ができて農作物の根の張りが良くなるほか、竹粉に付着している乳酸菌が病原菌や雑草を抑える効果がある。
・
・竹紙 https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙
竹紙(ちくし)
竹紙 (紙) - 竹を原料として作った紙
竹紙 (竹の内側の皮) - 竹の内側から取れる薄皮
・
・竹紙 (紙) https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙_(紙)
竹紙(ちくし)は、竹の表皮や竹の子の繊維を原料として作った紙。
竹を半年から1年ほど水に漬けて発酵させた後に取り出し、洗ってから煮る。
これを木槌で打って繊維を取り出し、水に放して紙に漉く。
使う竹の種類や部位、製法により風合いは様々である。
主として中国の江南や四川省などで作られ、東南アジア(ラオスやミャンマー)にも存在する。
日本にも平安時代までに伝わり、和紙の一種として現代に至るまで作られている。
薄く破れやすいが墨引が良く、虫に対して丈夫なために書画に用いる紙として文人たちに愛された。
中国において、古くは東晋で竹の産地として知られていた会稽郡の竹紙が著名であった。
脆弱性と耐久性の無さから長く下質な紙として扱われてきたが、北宋時代に改良が加えられて、より丈夫になった。
また、王安石や蘇軾がその光沢や墨の発色ぶりと保色性を高く評価してこれを愛用したことから、従来の高級紙であった藤紙や麻紙に代わって、書簡や書画に用いられるようになった。
・
・竹紙 (竹の内側の皮)
https://ja.wikipedia.org/wiki/竹紙_(竹の内側の皮)
竹紙(ちくし)は、竹の内側から採れる薄皮。
笛の一種明笛にはこの竹紙を張るための響穴があり、
吹いた際に竹紙が振動することにより独特の音が出、より音が響く。
竹紙の薄く、また空気を通さず、唾で容易に張り付くといった性質を
利用したものであり、淡竹や黒竹のものが使用されている。
特に有用な代用品は無く、手に入らない場合苦肉の策として
セロハンテープを張る者もいるが、十分な振動が得られないため音が悪く、
笛の表面を傷めることもあるため、好ましくない行為である。
こういった笛は、竹紙を採取しなければならないこと、
うまく調整して張る技術が必要とされること、
破れやすいこと、
乾湿により響きが変わることなど、
手間がかかるものであるため現在は広く使用されているものではないが、
長崎の竹ん芸、日田祇園祭、唐津くんち、浜崎祇園山笠などの
祭囃子で聴くことができる。
張り加減の好みについては、地域や地区により異なる。
そのほか、漢方においては強壮剤としても使用されている。
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