先月、母の遺した愛犬が亡くなったのですが、彼の生き方はとても素晴らしかったんです。
肝臓に腫瘍があり病気がわかった時点で手術できる状態を過ぎていました。
昨年末にはもう覚悟しておいた方が良いと言われていたのですが、1月21日まで生き抜いてくれました。
私は一人暮らしですので毎日4匹のわんこらを散歩に連れて行くのですが
母の愛犬だった彼は最期まで自分の足で立っておしっこをしてました。
もう足元もおぼつかないのに散歩に行くとうんちもしました。
そのたびに私は感動させられました。
小さな体でお腹の腫瘍が大きくなって重く動きずらいのに踏ん張って歩きました。
いつものコースをパトロールするようににおいをかいで歩きました。
翌日は歩く距離が短くなりました。
それでもいつもクンクンとにおいをかぐ場所におろすといつものようにおしっこして自分のにおいをつけるのです。
日増しに弱ってきてしまい、私は籠に乗せて外の空気に触れるだけでも違うと思って散歩しました。
そういう事に反応する彼の瞳はとても力があり最期の最期まで奇蹟を信じ続けることができたんです。
最期の日。
誰も今日が最期になるなんてわかりません。
私はまたきっと明日の朝はいつものように始まる。と思っていたのですが
ソファーに横たわり寝息を立てていた彼のそばに行くととても弱々しく見えた瞬間があり
寝ている姿勢からぐーんと前足を延ばして横にいる私に視線を投げかけてくれて
そこで大きく呼吸をして息を引き取ってしまったのです。
まるで私に話しかけてくれたように感じられました。
何かを伝えてくれたのです。
母が可愛がっていた子です。
母が亡くなり丸3年、我が家の一員となり毎日私と一緒の布団で寝ました。
元々いる先住犬たちは寝る時は個々のハウスでと躾けたので最初の頃は不慣れな感じがありましたが
夜、寝る時に寝息が聞こえるという事の心地よさ。
失って気が付くことのひとつです。
夫を亡くしてすぐに母の入退院が続いたので忙しさがあって寂しさに気が付かなかったのですが
母が亡くなりいよいよ私一人の暮らしになったとき、この子がいてくれたことにとても感謝しました。
私の不調の時も一緒の布団で見ていた彼は母が心配してくれていたまんま 私を心配し続けてくれていたのではないでしょうか?
それで最期の時に、私に向けて心配してるということを訴えかけてくれたのだと思うのです。
そのくらいの強い意志を感じる別れでした。
亡くなると虹の橋を渡る。という話があります。
空の上の虹の橋には先に亡くなった家族たちが待っていてくれるそうです。
私は虹の橋には少し遅れていく事になるけど
待っていてくれる夫や母や愛犬たちにたくさんお土産話を持っていきたいと考えるようになってきました。
明るく楽しいお話を再会したときに話せるように
私は私なりに生き抜いてみたい! と思うんです。
私は2006年発症のP-NETです。
10年も先輩で、勝手に頼もしく思ってしまいます。
ワンちゃんもアケビさんの生き方も素敵です。
うちもワンコに癒されてます。
発症から時間も随分経ち、治療の選択なども自らでもしっかり吟味して決めていきたいなぁって思っています。
生き抜くは人それぞれの形がありますが
それぞれが思うように進んでいきたいものですね。
でしたっけ?(笑)なんだか以前お話ししたような気がするのは時々お名前拝見してるからなのかしら?
同病仲間ですね!しかも看護師さんですね~
もしや今は入院中ですか?フルマラソン走れる体力気力があるのは素晴らしいですね!
私はあまり運動してこなかったから代謝が悪くて糖質の代謝も自分で運動して燃やせばもう少し血糖値改善できるのでは?と思いつつ椅子に座ってぼ~っとしてしまいます💦
あかしまもようさんを見習ってもう少し運動しようと思っています‼
うちのこと、ブログも読んでくださって知っていただいていて恐縮です。
アケビさんもゴスペルなど新しいことにチャレンジされる姿、治療方針についても悩みながらも自分で決断してる姿に刺激をうけてました。
これからもよろしくお願いします。
私は同病仲間のしまうまネット経由でお名前を知ってブログを読ませていただいていました。
私は同病仲間さんの中では異端児かなぁ…
積極的な治療にはあまり関心がなくなってしまい最近では出席することもないのです。
最新医療の難しいお話も苦手で💦
ですが、こんな患者もいるよ~って感じでブログは細々と書いていこうと思っていますのでよろしくお願いします(o^―^o)ニコ