昨年の暮れのはなしです
主人がいつもお世話になっている方から生きた「ひらめ」を戴いてきました
その方は待っていたらきれいにして上げるよと云われたそうですが忙しいとき
遠慮してそのまま持って帰りました
私包丁を持ってひらめと対面しました
普通 さかなのしごうは鱗をとり はらわた えらの部分をとりとさかな屋さん
を思い出しながら目の前のひらめをながめると なんと動くではないですか!!
目まで動くのです
私にはどうにもなりません
大変こまりましたね
主人曰く「わしがやるよ」
冗談ではないですよ「わしは もっと無理でしょう」
それでもしばらく眺めていた「わし」は意を決して云いました
「Kさんの所へ上げる」この方も平素お世話になっている方で都合よく娘さんが
調理士さんです
平らに寝かしたひらめを元のビニール袋に入れるのも二人掛かりで至難の業です
ひらめはあがきまわすのです
何日かしてKさんが「先日は生きたひらめをありがとうございました」と
私またあのピクピク動いたあの時のひらめの目を思い出して
どうもしないのに私の肩が大きくピクット動いてしまいました
見破られたかしら?